世界の都市まとめ

様々な顔を見せる二十面相シティ

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ボローニャは、イタリア北部アペニン山脈とポー川の間にあるポー川谷にある都市。1088年に創立された西欧最古の大学ボローニャ大学がある。

非常に重要な鉄道・自動車道のハブ的存在で機械、食品、工場、リテールと卸売り貿易業といった部門を抱える。ドゥカティ、ランボルギーニ、マセラティなどはボローニャ生まれである。

さらには美食の都としても名高く、モルタデッラや、パスタのボロネーゼ発祥の地でもある。ポー川は肥沃な土地で肉やチーズの出来も良く、プロシュートやワインなどイタリアならではの食品産業を支えている。

勿論食品や工業面ではなく観光面でも重要な都市であり、19世紀初頭まで大規模な都市再建計画が着手されなかったボローニャは欧州有数の保存状態の良い中世都市の一つとなっており、歴史的価値も高い。

スポーツ面でも盛んで、サッカーはもちろん、バスケットボールでも賑わいを見せる。このように多様な顔を持つ街のため、様々な呼び名がある。

一点だけ気を付けたいのは見本市の時期。ボローニャでは大規模な見本市が開催される為、この時期だけはホテル代も数倍に跳ね上がり、タクシーなど交通面でも混雑するためアクセスも悪くなる。タイミングを合わせていくなら覚悟が必要だ。