世界の都市まとめ

テヘラン | イラン

テヘランの都市情報

大量の人口を抱える超都市

テヘランは、イランの首都で同国最大の都市。都市圏人口は1,300万人以上で、世界有数の大都市圏となっている。首都故、文化的中心でもあり、博物館や美術館、宮殿、文化センタなどを擁する他、宗教的中心でもあり、イスラム教のモスクや、キリスト教の教会、ユダヤ教のシナゴーグも各所に存在する。

ステップ気候に属し、冬季は寒く降水量も多いため積雪になることもあり、基本的に高地であり、北端の山はスキー場となっている。夏季は乾燥していて非常に暑く、ほとんど雨は降らない。

現在、人口増加と都市化が進んだ弊害として自動車による大気汚染が問題となっている。もともと内陸の盆地にあって空気が淀みやすいことが原因となっており、スモッグに覆われることが多くなった。

イランと言うと、なんとなく戦争を思い浮かべがちだが、イラクどころかアメリややヨーロッパ諸国に比べて治安は良く、国内でも普通に観光ツアーも催される。外務省の海外安全情報ページでも危険度はLv.1で、インドやカンボジア等の危険度と同等レベルとなっている。ただし、危険度といっても日本ではないし、国境付近は中東のイメージ通りきわめて危険度が高い。十分に気を付けて観光しよう。

余談だが今後、他の国への渡航、特にイスラエルの予定もあるなら、入国の際はノースタンプをお願いした方が良いだろう。ただし、運が悪ければ別室で質問責めにあう可能性もあるので覚悟した上で。