様々な永く続いたコロナ禍もようやく光が見え始めました。
日本を含め、世界はパンデミックの終焉を見越して動き始めており、他国への旅行なども活発になりつつあります。
もちろん、まだまだウイルスの再強毒化の可能性もゼロではないため、慎重になりながら、という条件付きではありますが、日常を取り戻す動きは世界的なものとなっています。
しかしながらご存じのようにロシア侵攻やインフレ退治のための金利上げなどによってドル高円安が止まらずにいます。
円安でも楽しい旅を
せっかくの日常再開なのに円安で海外旅行に行けないなんて悲しいですよね。
そこで、円安でも楽しめる、ある程度物価が安くて治安も悪くない海外旅行先をまとめてみました。
ただし、日本は世界的に見て治安の良さは最上位に位置する国です。同様の治安を求めるのは難しい事は念頭に入れておきましょう。
日本も含めて以下のことに気を付けることはどの旅行先でも共通点として認識しておくと、より良い旅を楽しめると思います。
1.夜一人で出歩かない。出かけても人気のないところに行かない。
2.言葉がわからないまま知らない人に付いていかない。
3.得体のしれない誘いに安易に乗らない。
4.スリやひったくり、置き引きに気を遣う、周囲に目を配る。
5.現地の文化を尊重する。(例・イスラム教の国で肌を露出しない等)
6.海外旅行保険は必ず利用、チェックする。※クレカ付帯なども確認を。
海外旅行が好きな方なら概ねご存じかとは思いますが参考になれば幸いです。
※台湾と韓国は誰もが知っていると思いますので今回は割愛しています。
タイ
タイは、美しいビーチやおいしい食事、文化的な観光スポットがあり、物価が非常に安いことで知られています。
また、治安も比較的良く、観光客にとって安心できる場所として日本でも人気の海外旅行先となっています。
円安前に比べるとやはり少し高い印象になりますが、それでも宿泊施設、食事、交通手段にお土産品などが手ごろな価格で提供されています。
基本的にフレンドリーですし、治安も良いため、安全性を重視する私たち日本人にとって以前と変わらず非常に魅力的な国と言えそうです。
ベトナム
ベトナムは、ユニークな旅行体験を提供してくれる日本人にも人気の国です。
自然豊かな素晴らしい景観、独特で豊かな歴史、そして何よりおいしいアジアン料理で知られています。
知っての通り、宿泊費や交通手段、物価も非常に安く、治安も比較的良く、様々な観光客にとって安心できる場所と言えそうです。
また、ベトナムの方はとってもフレンドリーですよね。著者も初めてベトナム(ダナン)へ観光に行ったとき、タイよりも笑顔で接してくれた事が印象に残っています。
各観光地ではみな観光客慣れしているようで、言葉が通じなくても状況や空気を読んである程度対応してくれるのもありがたいですね。
マレーシア
タイ、ベトナムに続き同じく東南アジアのマレーシア。
マレーシアには美しいビーチや手つかずの大自然、文化的な観光スポットが数多くあり、物価が比較的安いことで知られています。
また、治安も比較的良く、観光客にとって安心できる場所と言えるでしょう。
インターネットで検索すると治安が悪い、といった情報が出てきますが、それは国境付近や一部のエリア程度で基本的に観光地は治安が良いです。
これは、マレーシア政府が観光業促進のため治安改善に強く力を入れており、近年では安全性の高い国として評価されています。
また、マレーシアは世界的にも珍しい、生物の多様性を体感できる国です。自然や動物、植物などが好きなら同じ東南アジアでもタイやベトナムより楽しめそうです。
チェコ
チェコは、ドイツやポーランド、オーストリアに囲まれた西欧と中欧の間に位置する中欧の国。
美しい建造物や文化的な観光スポットが数多くあり、物価が比較的安いことで知られています。
チェコではユーロではなくコルナという独自通貨がメインで流通しているのもあってユーロ高の影響が低くなっています。
一応有名な観光地でもユーロを使えますが、お釣りはコルナで返ってきます。
2023年㋄現在、1コルナは6.3円ほどとなっています。コロナ前は5円ほど、コロナ禍は4.2円ほどで少し円安の影響を受けてはいるものの、物価は変わらず安いと感じるほどだと思います。
チェコは中世ヨーロッパ的な遺産を楽しめるのは勿論ですが、ビール製造国なので非常にビールが安価なのと、あまり知られていませんが、実はゴルフパラダイスな国でもあるんです。
チェコの面積は北海道より少し小さいくらいの国土ですが、その中に100以上のゴルフコースがあり、首都のプラハから日帰りでゴルフを楽しむ事も容易です。
お酒が大好き、海外でゴルフを楽しみたい、という方ならチェコを検討されてみてはいかがでしょう。
また、近年では治安も比較的良くなっており、日本人にとっても安心して旅行ができる国となっています。
ヨーロッパの空気を味わいたい、安価で旅したい、治安も良いところ、の3条件を満たす国の筆頭といっても過言ではないでしょう。
前述したように国土は広くなく、インフラ整備は問題なく移動手段も整っているので、予算にある程度余裕があるなら、そのままドイツやオーストリアに周遊、という選択肢もあるなど、多くの旅行プランが検討できる柔軟な国でもあります。
ポーランド
さきほどチェコのご紹介の中にも登場しましたがポーランドも比較的治安が良くて物価も安価なヨーロッパの国の一つです。
首都のワルシャワは街全体が世界遺産にもなっているなど一般的なイメージのヨーロッパを、ヨーロッパ内では比較的安価な方で楽しめる国と言えます。
相場観としてポーランドの国内では物価が高めな首都ワルシャワでもランチを5ユーロほどで楽しめます。
ビールやお水などももちろん安価なので低予算でヨーロッパ旅行を楽しみたい方の選択肢としておすすめです。
ポーランドもチェコと同様に独自通貨であるズウォティが主流通貨。
コロナ前は30円ほど、コロナ禍には24円まで下がり、円安の現在でも33円ほどと以前と変わらない感覚で楽しめると思います。
ポルトガル
ポルトガルは、西欧の中で物価が安く治安のよい国として知られています。
通貨はユーロなのである程度は円安の影響を受けますが、西欧の中ではトップクラスで安価なため、中欧よりは西欧に行きたいけど出来るだけ安価に、という方には最適解と言っても過言ではないでしょう。
世界治安ランキングでは19位と上位を維持しつつ物価は西欧諸国から見れば破格。
物価が安く治安も良く、国指定の不動産購入で永住権が貰える等から富裕層からも人気でしたが、現在は不動産購入の移住プログラムは停止されています。
コロナ前に120円ほどだったユーロが2023年5月現在150円近くまで上昇しているため円安の影響を強く受けてしまっていますが、それでも他の西欧よりは滞在コストが大幅に抑えられます。
日本人の口にもあう海産物の豊富な地中海料理を楽しんだり歴史的な文化遺産に触れたりと、低予算で西欧を楽しめる数少ない国のうちの一つです。移動手段ももちろんお手頃です。
オマーン
オマーンは中東の国で、中東はよく宗教問題や紛争などのニュースが入るなど危険なイメージがあり、日本の観光客に見過ごされがちな国です。
しかし、実は中東の国の一つであるオマーンは「中東の日本」と言われるぐらい治安が良い国なんです。危険度の高いイエメンやサウジアラビアと隣接してるのに意外ですよね。
外務省が発表している治安レベルでオマーンはレベル0!タイのバンコクやセブ島が1なので日本人が安全と認識している人気観光地よりも安全なんです。
ただ、オマーンは知っての通りイスラム教の国です。男性は女性に、女性は男性に軽々しく触れない、女性は肌の露出を気を付ける、お祈りしている方の前を通らない、むやみに写真を撮らないなど、事前にイスラム教の知識を身に着けておきましょう。
オマーンは親日国としても知られているのでその辺も安心ですね。
物価はものにもよりますが概ね日本とほぼ同等で、例えばコーヒーや紅茶は激安、マクドナルド等は高めになっています。
オマーンはアラビア海に面した海沿いの国で海岸沿いの町はギリシャや南欧の雰囲気を味わえる一方、街中はしっかり中東国の文化に触れられ。砂漠観光なども可能など、ユニークな観光が可能です。
日本と同じで当たり前の事に気を付けていれば楽しい旅が出来るでしょう。
まとめ
円安でも楽しめそうな物価が安くて治安も良い国をまとめてみました。
この円安は世界で加熱しすぎた各国のインフレ(物価高)を抑えるため、政府が利上げをしているのも1つの要因となっています。
今後世界や日本の金利政策やロシア・ウクライナ戦争の状況によって円安が解消されるかどうかまだわからない状況です。
出来る範囲で海外旅行を楽しみたいところですね♪