突然ですが、皆さんはチョコレートはお好きですか?
著者は大好きです!最近は日本のチョコレートとは全く異なる味や触感が新鮮で、輸入系にはまっているのですが、ブランドのチョコレートばかりでは財布が軽くなる一方。
幸い、最近は業務用スーパーやカルディなどで輸入されたお菓子を手軽に購入できるようになったのでストックを切らさず楽しんでいます♪
さて、そんな輸入チョコレートですが、皆さんはどれくらいご存知でしょうか?
近所に輸入チョコレートを購入できる店舗がない方もいらっしゃると思うので、通販で買える輸入チョコレートに限定してご紹介したいと思います!
ベルギー産
チョコレートと言えばベルギーをイメージする方も多いのではないでしょうか。
ベルギーでは王室にもチョコレートが愛されており、国内生産量も世界で2位とまさにイメージ通りです。
ただ、輸出が多い様で、国内消費よりも他国に好まれているという感じで、ブランディングが上手くいっている印象を受けます。
Leonidas(レオニダス)
王室御用達の伝統チョコレート、Leonidas(レオニダス)。日本にもショップが数多く進出しており、日本全国で購入する事が出来ます。勿論通販も可能。
ベルギーチョコレートではありますが、創始者はベルギー人ではなく米国へ移住したギリシア人の菓子職人レオニダス・ケステキディス氏です。地元ベルギーのインターネット投票によるチョコレート部門で3年連続で第1位を獲得している、国民に愛されているチョコレートブランドです。
ベルギーのゲントで開かれた万国博覧会でギリシア代表として金賞を受賞、その後に首都のブリュッセルに1号店をオープンしました。創始者と同じ名を持つ古代ギリシア・スパルタのレオニダス王の肖像をロゴマークに取り入れています。
Côte d’Or(コートドール)
1883年、本場ベルギーで誕生したCôte d’Or(コートドール)。職人が理想のカカオ豆を追求し、到達した西アフリカはガーナの「黄金海岸」がブランド名、及び、パッケージの象とピラミッド、ヤシの木などの由来となっています。
老舗のトップブランドですが、お値段はリーズナブルで手軽に手に入れる事が出来るベルギーチョコレート。成城石井などでも店頭に並んでいます。食べきりサイズのチョコバーなら200円でお釣りがくる程度ですよ。
気軽に渡せて喜んでもらえるギフトとしても人気があるようです。
Godiva(ゴディバ)
こちらは説明不要かもしれませんね。恐らく日本では最も有名なハイブランドチョコレート、Godiva(ゴディバ)。
ベルギーで創業されたチョコレートメーカーで、ベルギー王室にも愛されています。日本でベルギー=チョコレートのイメージを強く印象付けたブランドですが、意外にも親会社はトルコのウルケル・グループの傘下だったりします。
イングランドの伝説に出てくるゴダイヴァ夫人(Lady Godiva)に由来していて、ロゴマークも、ゴダイヴァ夫人の有名な伝説(Wikipedia)にのっとり、馬に乗った裸婦となっていますが、この話は史実ではないようです。それはそれとしてとても印象的なロゴになっていますよね。
Neuhaus(ノイハウス)
こちらも人気のチョコレートブランドです。ベルギー王室に愛用されるNeuhaus(ノイハウス)。
1857年、ベルギー首都ブリュッセルのギャラリー・デ・ラ・レーヌに1号店が登場しました。元々は薬局でしたが、薬を飲みやすくするために、チョコレートで包み込むことを考えついたのが切欠となりました。
その後、包まれていた薬を、美味しいフィリングに入れ替え、世で初めての「プラリネ」 、つまりフィリング入りのチョコレートを作り出したのです。
更に数年後、バロタン(プラリネ専用の美麗な化粧箱)を作りだし、チョコレートを「高級ギフト」という現在の位置まで押し上げたのでした。ベルギーチョコレートブランドの先駆けともいえる存在です。
Galler(ガレー)
家族経営のパン屋・お菓子屋さんで始まったGaller(ガレー)。母からフランスのパティシエの本を貰った当時16歳のガレーはここからチョコレート作りの才能を覚醒させます。
1976年にガレーショコラティを創業して独立、20年も経たない1994年にはベルギー王室御用達ブランドにまで一気に上り詰めました。2000年に日本上陸しても安定してその名を広めています。
手を汚さず様々な味を楽しめるバーシリーズが定番商品となっており、ギフトに重宝されています。
フェアトレードにも参加しており、アフリカのカカオ農家をサポートする「ココア・ホライズン財団」プログラムにも参加、環境にも配慮しているなど時代にも寄り添った信頼性の高いチョコレートブランドです。
Madame Delluc(マダム ドリュック)
こちらもベルギーの老舗チョコレートブランド、Madame Delluc(マダム ドリュック)です。
実は本家ベルギーではmary(マリー)というブランド名なのですが、日本では初代マリー・ドリュック夫人から名を貰い、Madame Delluc(マダム ドリュック)という名で展開しています。理由は分かりませんが、日本上陸前に、日本に同じ名のチョコレートメーカーmary(メリー)があるからかもしれません。
1942年に王室御用達に認定されたチョコレートブランドで、「最高のチョコレートのみをお客様に届ける」という信念を持って100%天然素材のみを使用し続けています。
WITTAMER(ヴィタメール)
Wのロゴでお馴染みのWITTAMER(ヴィタメール)。こちらは日本が2号店というのもあって特に馴染みが深いかもしれません。
本場ベルギー・ブリュッセルには2店舗なのに日本では7店舗を展開しており、他の国では展開されていません。お店にはベルギー王室の紋章が使われているのでお察しかもしれませんが、こちらも王室に愛用されるチョコレートブランドとなっています。
Godiva(ゴディバ)とは別の意味で日本で最も手に入れやすいベルギーのブランドチョコレートと言えるかもしれません。チョコレート以外の洋菓子もとても人気です。
DelReY(デルレイ)
DelReY(デルレイ)は少しだけ歴史の若いベルギー・アントワープにて創立したチョコレートブランド。
ダイヤモンドのロゴが印象的でチョコレートもダイヤモンドの形をしたものが定番になっています。アントワープはダイヤモンド取引の中心地としても有名なのでロゴにも使われたのだと思います。
元々はフォースティン氏がアントワープとその周辺にチョコレート店を7店舗経営しており、彼の妻であるアデル・レイマーカー氏がそのうちの1店舗を任されていましたが、彼女は自らシェフを雇用して「メゾン・レイ」を設立しました。
DelReY(デルレイ)は彼女の名前の名前を入れ替えたもの、つまりアナグラムを使ったブランド名で、スペイン語で「王様の」という意味になります。
DelReY(デルレイ)はフランスで創設された、国際的なプロの菓子職人協会であるルレ・デセールに加盟しています。この協会は社会的な地位と名誉が与えられているパティシエやショコラティエにしか加盟が許されない協会で80店舗しか加盟を許されていません。
フランス産
1人あたりのチョコレート消費量が世界でトップを占める欧州各国ですが、そのうちの1国がフランスです。
フランスは一人当たりのチョコレート年間消費量は6kg以上で、日本の3倍以上も食べていますが、それでも1位ではないというのだから驚かされます。
フランスは大量消費しますが、何よりベルギーと並ぶハイブランド大国。もともとベルギーの輸入チョコレートに魅了されていたのですが、フランス人の職人気質的に自分達でもっと美味しいチョコレートを作るぞ!という流れもあって現在の形となりました。
Jean-paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)
言わずと知れたフランスチョコレートの代名詞と言っても過言ではない、Jean-paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)。
日本に「ショコラティエ」のキーワードを広めたのもJean-paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)だと言えるでしょう。パリジェンヌたちを始め、世界各国、勿論日本でも高い評価を安定して得ているショコラティの巨匠が率いるトップブランドです。
フランスのブルターニュ地方マイエンヌの小さな村に生まれたジャン氏は、父の果樹園で採れた果物でタルトを作って家族に喜んでもらった事が切欠でスイーツが人を魅了する事を知りました。1970年代にパティシエ、ショコラティエ、グラシエの資格を取得し、インターコンチネンタル・パリで修行します。その後、ホテル・ニッコー・ド・パリで世界で最も多くミシュランの星を持つ有名シェフとして知られているジョエル・ロブション(Wikipedia)氏の元でパティシエに就任します。
別のプロジェクトを任されて日本で1年間過ごした後、パリへ帰国。MOF(フランス国家最優秀職人章、パティシエ・コンフィズール部門)を受章、名誉あるトリコロール襟を獲得して独立、現在に至ります。
パリで抹茶味や柚子味のチョコが大流行しているのも彼の影響なのかも? ※実際の理由は不明です。
La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)
Jean-paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)と同様にフランス国家最優秀職人章であるMOFの称号を与えられたシェフ、ニコラ・クロワゾー氏のショコラブランド、La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)。
創業は1977年と若いながら既にフランスを始め、世界でもトップブランドの位置に上り詰めた実力派のショコラティエ集団です。La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)で取り扱う全てのチョコレートは添加物やアゾ染料、二酸化チタン、パーム油を一切使用しておらず、100%原産地まで遡ることができるそうです。
また、製造、コーティング、デコレーション、箱詰めまで、すべてショコラティエによる手作業で行われているなど、一切の化学的処理が行われていない為、チョコレートが与える環境への影響に配慮したハイブランドらしい高品質で地球に優しいチョコレートを提供してくれます。
Ladurée(ラデュレ)
Ladurée(ラデュレ)といえばマカロン・・ですが、実はチョコレートが非常に好評。Ladurée(ラデュレ)のショコラは特に地元パリジェンヌやパリで暮らす邦人に特に高い評価を得ています。
例えばJean-paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)もマカロンが人気だったりします。フランスのチョコレートブランドはパティシエとショコラティエが兼業してる事が多いので焼菓子なども作られるんですね。
1862年にフランス・パリで創業したLadurée(ラデュレ)はカフェとパティスリーを融合させた「サロン・ド・テ」を創り、150年以上もの間、フランス流の美しい生活を象徴する格調高いブランドとして確立されています。マカロンを生み出し、世界中の人々を魅了する美食の作り手によって作られたチョコレートは絶品そのもの。チョコレート好きなら一度は食べたい憧れのハイブランドです。
日本で購入できるチョコレートは限定的なのがちょっと残念。ぜひ本場パリで食べたいものですね。
Frederic Cassel(フレデリック・カッセル)
新精鋭のパリのショコラティエ、Frederic Cassel(フレデリック・カッセル)。
パリの中心地ではなくパリ郊外の深い森に囲まれた美しい古都・フォンテーヌブローにて1994年に創業します。フォンテーヌブローはパリ市内程の激戦区ではありませんが、高品質の食を求める舌の肥えた人たちが多いことで知られる街です。ここで認められているFrederic Cassel(フレデリック・カッセル)が一流である証左と言えるかもしれません。
彼はパティスリー界のピカソとして名高いピエール・エルメ氏(Wikipedia)と出逢い、1988年から「FAUCHON(フォション)」にて修行しました。
パリは勿論、日本でも愛好者は多いためか日本でも買い求めやすくなっており、楽天ショップ等にも公式に出店しています。
pierre Hermé Paris(ピエール・エルメ・パリ)
先ほどのFrederic Cassel(フレデリック・カッセル)のご紹介でも出ました、pierre Hermé Paris(ピエール・エルメ・パリ)。
パティスリー界のピカソとして名高いピエール・エルメ氏の創業ブランドですが、初出店はなんと我らが日本・東京です!パリのフォションやラデュレを経て1998年にピエール・エルメ・パリ ブランドの第1号店を東京のホテル・ニューオータニにオープンしました。
ブランド名にパリと入っていますがパリの第1号店は2001年とまだ最近。2016年には世界の最優秀パティシエ賞を受賞しました。ブランド展開や名声は最近のものではありますが、そもそも彼は4代続くアルザスのパティシエの家系に生まれたスイーツ界のサラブレッド。今も多くのスイーツファンを魅了し、多くのパティシエやショコラティエに畏怖される存在です。
マカロンが有名ですが、チョコレートも大人気。お客様の手元に届く全てが芸術品と思える美しさです。
Debauve & Gallais(ドゥボーヴ・エ・ガレ)
恐らくパリで最も歴史の長いチョコレートブランド、Debauve & Gallais(ドゥボーヴ・エ・ガレ)。
創業はフランス革命後の1800年でなんと200年以上も続いている老舗中の老舗です。フランス国王ルイ16世の王室薬剤師だった貴族出身のスルピス・ドゥボーヴがパリの中心地にチョコレート店を開きました。
1816年、ルイ18世から王室のチョコレート職人として認可され、シャルル10世、フィリップ王と立て続けに愛用され続けます。更にはかのマリー・アントワネットが薬を飲むためにチョコレートに包んで飲みやすくしたり、チョコレート愛好家で知られる皇帝ナポレオンにも献上するなど、フランス王室に長く愛されたチョコレートブランドです。
今もパリジェンヌたちに愛されるDebauve & Gallais(ドゥボーヴ・エ・ガレ)は日本にも上陸しており、通販でも手軽に手に入れる事が出来ます。
Le Chocolat Alain Ducasse(ル・ショコラ・アラン・デュカス)
名前でピンときた美食家さんもいるかもしれませんね。フレンチの巨匠、アラン・デュカス氏のチョコレート専門店で東京にも進出しています。
フランス出身で現在モナコ国籍を持つアラン氏は世界で初めてミシュランから異なる国で3つ星を獲得したシェフで、世界各地で格式高いレストランを出店しています。そんな彼が数十年温めてきたプロジェクトがこのチョコレート専門店。
東京に自社工房を作り、カカオ豆の厳選から粉砕、ロースト、商品の梱包まで全ての工程にアラン氏が信頼する腕利きのショコラティエが監修しています。
素朴に見えて計算されたデザインが人気のタブレットチョコレートや宝石箱のようなレイアウトやデザインで目でも楽しませてくれるベーシックな詰め合わせチョコレートはフレンチで培った繊細さを彷彿とさせます。
Dadenne(ダーデン)
120年も前から白砂糖を使わない自然甘味料でチョコレートを作っている先進的メーカー、Dadenne(ダーデン)。
フランス特有の華やかでエレガントな高級ブランドではなく、愚直に体にいいチョコレートを作り続けています。なぜなら、Dadenne(ダーデン)は薬剤師が作ったチョコレートメーカーだから。
特殊製法でカカオに含まれる頭痛や腹痛を引き起こす成分を取り除き、甘さはアガベシュガー・ココナッツシュガー・きび砂糖などで引き出す事で身体に優しいオーガニックなチョコレートを生成します。
ドイツ産
ドイツと言えば日本ではバームクーヘンやソーセージ、ビールをイメージする方が多いかもしれませんが、実は世界で最もチョコを食べているのがドイツ人なんです。
生産量、国内消費ともに2位にダブルスコアを付ける圧倒的チョコ好き、それがドイツです。チョコのイメージが強いベルギーの生産量の6倍の量のチョコレートを作り出しています。
フランスやベルギーのようにブランドが目立つわけではなく、勿論ブランドもあるけど、国民が手軽に食べられるリーズナブルな価格で美味しいチョコメーカーもあるのでチョコギフトの予算とクオリティで迷ったらドイツのチョコメーカーを検討すると良いかもしれません。
Milka(ミルカ)
ドイツのチョコレートといえば何と言っても紫のパッケージと牛のロゴマークが印象的なMilka(ミルカ)でしょう。
ドイツを代表する国民的人気のチョコレートメーカーで日本でも様々なショップで販売されています。実は発祥はスイスなのですが、ミルカの特許がドイツで取得されており、商品も殆どがドイツで製造されている為ドイツのチョコレートブランドとみなされています。
中でもアルペンミルクをたっぷり含んだアルペンミルクチョコレートが人気。とっても甘くて濃厚なので超甘党な方でも納得の味だと思います。量販メーカーなのでいろいろな種類を選べるのも魅力ですね。バレンタインの義理チョコなど気軽なギフトにも◎
Ritter Sport(リッタースポーツ)
こちらもドイツの国民的チョコメーカー。ドイツ周辺の国でもよく売られているのでその国のものだと思われてお土産に買われる程度にはヨーロッパ中で普及しています。
日本でも良く見られますよね。スクエアタイプのパッケージと様々なフレーバーが特徴的。シンプルで食べやすいです。同じく義理チョコやちょっとしたお礼のギフトには勿論、自分へのプチご褒美なんかに丁度いい量とお値段です。
個人的にはいろいろな味が楽しめるミニアソートがオススメ。
Niederegger(ニーダーエッガー)
Niederegger(ニーダーエッガー)はドイツ・リューベック発祥のマジパンメーカーで、1806年の創業以来200年間続く老舗メーカーです。チョコブランドではなくマジパンがメインですが、チョココーティングの商品が人気です。
マジパンは日本ではあまり聞きなれませんが、欧州では定番のお菓子。砂糖とアーモンドを混ぜて作られるスイーツで日本でいう餡子のようなソウルフードに近いお菓子です。
実は日本人にはマジパンは不評な事が多いのですが、Niederegger(ニーダーエッガー)のようにチョコでコーティングしたものは別な様で、こちらも日本法人が作られています。
GEPA(ゲパ)
GEPA(ゲパ)は環境と身体と世界に優しいチョコレートを作るフェアトレードのパイオニアブランドです。
オーガニック原料やフェアトレードによって得た原料をメインに発展途上国へ配慮した商品作りに共感した方から強い支持を得ています。
勿論それだけではなく国際ココア機関が指定した、希少なファインフレーバーカカオのみを使用するなどこだわりも持っています。
姿勢はハイブランド同等ですが、お値段はその割にリーズナブルです。
Hachez(ハシェ)
ハンザ同盟都市として栄えたブレーメンに本店を構えるドイツの老舗チョコレートメーカー、Hachez(ハシェ)。
1890年にレシピを生み出して以来、ドイツ国民に愛され続け、現在ではドイツを代表する高級チョコレートブランドにまで発展しました。
高級ブランドながら、手に取りやすいリーズナブルなラインも用意されているなどハードルも低め。パッケージを見たことがある方も少なくないのでは。
日本で公式には上陸していませんがオンラインセレクトショップで購入が可能です。
Weinrich(ワインリッヒ)
Weinrich(ワインリッヒ)も老舗のドイツチョコブランドです。
古くから北ドイツの産業都市として栄えてきたヘルフォードで誕生。自社でカカオのローストからチョコレートまで製造するBean to bar(ビーン・トゥ・バー)スタイルで製造し、フェアトレードにもいち早く着手しました。
サステナブルなカカオを100%使用し、継続的に西アフリカや南米のカカオ農家へ安定的な収入、インフラ、教育などを提供・支援するなど、すべての人や環境へ最良な状態を提供することに尽力する高い意識を持ったハイブランドです。
高級ブランドですがWeinrich(ワインリッヒ)もリーズナブルなラインを用意。特にフルーティフレーバーの板チョコは多くの人から愛されています。
merci(メルシー)
名前はフランス語の挨拶ですがドイツのチョコレートメーカーです。
ハイブランドではありませんが信頼できて評判も良く、オーストリアなど欧州で幅広く展開されている人気のチョコレート。
Galler(ガレー)のようにバータイプとなっているので配る用のお土産として重宝されます。沢山入っていてお値段もお手頃だけど美味しくてオシャレなので義理チョコ用として一番オススメかも。
VIVANI(ヴィヴァーニ)
素材を徹底追及したオーガニックで身体の事を考えた人に優しいチョコレートを製造するチョコレートメーカー、VIVANI(ヴィヴァーニ)。
パナマ産の有機カカオ、インドネシア産の有機ココナッツシュガー、ドミニカ共和国の有機カカオバターを使用し、砂糖を使わず甘さを有機ココナッツのみで引き出した完全オーガニックなチョコレートです。
基本的にタブレットタイプが殆どなので健康に気を使う方へのギフトや手作りのオーガニックチョコレートを作りたい拘り派の方にもオススメ。
イタリア産
チョコレートと聞けば今はベルギーかフランス、ドイツをイメージする方が殆どだと思いますが、中世は誰しもが「イタリア」と答えるでしょう。
何故ならチョコレートはイタリアが起源と言っても過言ではないからです。
原材料カカオは1500年代にコロンブスが南米からカカオの種を持ち帰ったのが最初。その後、1521年にアステカ帝国を征したコルテスが、戦利品としてカカオをスペインに持ち帰り王に献上します。
王であるカール5世の命令で修道院がレシピを開発、特別な「飲み物」として貴族に愛用されたのが「チョコレート」の始まりです。
では、スペインが起源ではないかと思われるかもしれませんが、この製法が当時のスペイン帝国領であったシチリアのモディカに伝承されてからやがて流行はトリノに広がり、工房が次々と出来ました。その後、欧州に広がったので、「チョコレートの起源はイタリア」という説があるわけです。
イタリアでは今でもチョコレートは国民に深く浸透し、必ずと言っていいほど食卓に上がります。
BACI(バーチ)
イタリアのチョコレートブランドといえばBACI(バーチ)。日本にも進出されており、チョコレートをはじめ、グルテンフリーやオーガニックなど様々な食品を提供します。
その昔、ナポレオン政権下で規制によってカカオを大量に使えなくなった代替としてヘーゼルナッツを使った事で生まれたジャンドゥーヤを使ったまろやかで薫り高い味のチョコレートです。
イタリアで「愛と優しい想い」を表現するギフトとして愛されています。イベントの時は勿論、特別な日に特別な方へのギフトにもオススメです。
Caffarel(カファレル)
Caffarel(カファレル)もイタリアを代表するチョコレートブランドの老舗です。創業はなんと1826年と長い歴史を誇ります。
何を隠そう、Caffarel(カファレル)は前述したナポレオン統治下でカカオの輸入が難しくなった時に名産のヘーゼルナッツを使用した「ジャンドゥイア」を発明したことで知られるメーカーなんです。
今では世界中で定番になったヘーゼルナッツチョコレートを始めて作った、いわゆる「元祖ヘーゼルナッツナッツチョコメーカー」がCaffarel(カファレル)なのです。
可愛らしい缶パッケージなど、世界は勿論日本の各地でも店頭販売されています。
Ferrero(フェレロ)
世界中にプロダクトを展開するグローバルチョコレートブランド、Ferrero(フェレロ)。
1946年にイタリア北部ピエモンテ州のアルバで創業しました。所有関係上では、ルクセンブルクに本社を置くフェレロ・インターナショナルの100%子会社ですが、登記上の本社はアルバにあるのでイタリアのチョコレートブランドとして紹介させて頂きました。
Ferrero(フェレロ)は知らなくても「ヌテラ(Nutella)」なら知っている方も多いのではないでしょうか。ヌテラはFerrero(フェレロ)が開発しているチョコレート風味のスプレッドですが、一般的なチョコレートも開発していて、最近ではコンビニでも見かけます。
社名は知らずとも、実は日本で一番身近にある海外チョコレートブランドかもしれません。
D.BARBERO(バルベロ)
イタリア・ピエモンテにて1883年に創業した130年以上の歴史を誇る老舗のD.BARBERO(バルベロ)。
多くの博覧会等で何度も受賞経験がある確かな技術を持ったチョコレートブランドです。高品質のヘーゼルナッツを使用した北イタリアの伝統菓子トロンチーニとろける口どけのトリュフチョコレートなどが人気。
そしてD.BARBERO(バルベロ)の人気は味だけでなくパッケージにも魅力が。独創的でデザイン的な缶デザインは入れ物目的で買われる事もしばしば。可愛いものが大好きな女子へのプレゼントにオススメです。
Venchi(ヴェンキ)
イタリアのピエモンテで1878年に創業したVenchi(ヴェンキ)。16歳という若さだったシルビアーノが自身の店でチョコレートを作り始めてまもなく店は町中で一番知られるように。
チョコレートを宝石のように魅せるシルビアーノの才能が高く評価され、本物の「チョコレートブティック」が誕生しました。
創業した1878年はイタリア・ピエモンテ産のジャンドゥイアの生まれた年でもあり、まさにヘーゼルナッツチョコレートが世に送り出される瞬間に運命的に創業したブランドでもあります。
世界は勿論、日本でも展開されています。チョコレートが当然オススメではありますが、もしオンラインショッピングではなく店頭で著k説購入する機会がありましたら、ぜひジェラートを召し上がってみてください。
DOMORI(ドモーリ)
高品質なカカオに強いこだわりをもって製造にあたる1997年に北イタリアのノーネで設立されたDOMORI(ドモーリ)。
若い歴史ながら多くの受賞歴を持つ実力派ブランドです。希少なクリオロ種だけでチョコレートを作っており口溶けのよい、純度の高いクーベルチュールに仕上げられています。
チョコレートの味の50%はカカオ農園で決まると考えており、産地での収穫、発酵、乾燥を管理し、カカオの品種に加えて、独自で開発した製造方法がカカオバターを加えない(純度が高い)のに口溶けがなめらかな美味しいチョコレートは世界で高い評価を得ています。
Rigoni di Asiago(リゴーニ ディ アシアゴ)
Rigoni di Asiago(リゴーニ ディ アシアゴ)は、実は本来チョコレートメーカーというわけではないのですが、ここのチョコスプレッドであるノチオラタをお薦めしない訳には行かないと判断して掲載。
ヴェニスから90kmほど離れた北イタリア・ヴェネト州アシアゴ山麓の自然豊かな美しい地で生まれたRigoni di Asiago(リゴーニ ディ アシアゴ)は今もなお、その美しい自然と共にあり続けています。
もともとハチミツを作る会社ですが、Rigoni di Asiago(リゴーニ ディ アシアゴ)の作るオーガニックなチョコスプレッド「ノチオラタ」は地元イタリアでヌテラを超える勢いで人気が上昇しています。
VESTRI(ヴェストリ)
ドミニカ共和国の高品質なカカオにこだわり、豆から製造までを一貫して管理するビーン・トゥ・バーではなく栽培から全て管理するファーム・トゥ・バーをポリシーにするVESTRI(ヴェストリ)。
フィレンツェやワインで名高いトスカーナ地方の青い空をイメージした淡く優しいブランドカラーのライトスカイブルーがとってもガーリーで印象的です。
もちろん、タブレットもオススメ。味、生産、素材、そしてデザインと全てにこだわったチョコレートブランドです。
Loacker(ロアカー)
おそらく日本の多くの場所で見たことがある方がいるであろう、Loacker(ロアカー)。Plazaやカルディの他、スーパーマーケットなどでも最近はよく見かけるように。
純粋なチョコレートというよりは1口ウエハースのクワドラティーニシリーズやクッキーと合わせたトルティーナシリーズなど他の輸入チョコレートと比べてリーズナブルで且つ量も入ってて美味しく食べられるとあってとても人気があります。
ギフトというよりは個人の手軽に食べられる美味しいおやつというイメージ。配布用の義理チョコにも良いかも?
そのほかの国の輸入チョコ
実際は他にも様々な国のチョコレートが輸入されていますが、細かくなりすぎてしまうのでここからは有名な輸入チョコをご紹介していきます。
ギフトは自分へのご褒美などどんなシーンでもあると嬉しい、美味しいチョコレートは知りすぎて損をする事はありません。
ぜひご自身にとって最高の輸入チョコレートを見つけてくださいね!
Lindt(リンツ)
知らない人は少ないかも?デパートなどでは店舗も、簡単なものならコンビニでも見かけるようになったLindt(リンツ)。
ドイツに生産工場やリンツのチョコレート博物館を建てているのでドイツのメーカーと思われがちですが、スイスのチョコレートブランドです。
個装でいろいろなフレーバーが用意されたボール型のシリーズ、リンドールはあまりにも有名。名前は知らずとも見たことがある方は多いはず。
お値段も割とリーズナブルですし全国各地で購入できるので希少性は無いかもしれませんが手軽に購入できるのは嬉しいですね。
NOX ORGANICS(ノックス・オーガニックス)
NOX ORGANICS(ノックス・オーガニックス)は、輸入というかスウェーデンと日本の共同開発で出来たチョコレートです。販売開始は2013年とお若め。
輸入というと語弊があるかもしれませんが、基本的にはスウェーデンの製薬会社メソファーマで開発されたのでご紹介。前述したように、薬剤師が開発したチョコレートで「食べないより食べた方が良いチョコレート」というキャッチコピーで展開されています。
背景やコピーのように健康志向のチョコレートで、100%オーガニック、トランス脂肪酸、乳製品、白砂糖不使用、低カロリー、低GIの太りにくいチョコレートとなっています。
美容や健康意識の高い方にも人気で、プレゼントにも最適です。
Villars(ヴィラーズ)
Villars(ヴィラーズ)はスイスのフリブール州 ヴィラールシュルグランにて設立された120年の歴史を誇る老舗チョコレートメーカーです。
初めてリキュール入りのチョコレートを作ったとされており、砂糖不使用のチョコレートの開発も先立って行う等、先進的なメーカーとなっています。
現在でもオーガニックなチョコレートの開発を進めたり外食産業やパティシエ向けの業務用チョコレートを開発するなど、チョコレート界を全方位から支える活動を精力的に行っています。
Cadbury(キャドバリー)
Cadbury(キャドバリー)は1824年にイギリスで、ジョン・キャドバリー氏がコーヒーや紅茶の他に飲用チョコレート販売店を開業したのが始まりの老舗ブランド。
1831年にはチョコレート工場を操業しはじめ、これ以降、チョコレート産業で飛躍的に成長してきました。
200年続く超老舗メーカーですが、プロダクトはブランド志向ではなく庶民派で買い求めやすいリーズナブルなチョコレートが大半です。海外特有の舌に絡みつく甘いチョコレートを食べたい時など贅沢なおやつとして最適です。
Droste(ドロステ)
Droste(ドロステ)は1863年夏にオランダ・ハームレムに設立された長い歴史を誇る老舗のチョコレートメーカーです。
1898年にはオランダ女王の紋章を使用できるなど、王家からも信頼される確かなチョコレートを製造しており、看護婦のイラストを広告に使って大ヒットしたのが切欠で「ドロステ効果」という言葉が生まれるなど、オランダは勿論、欧州で大きな影響を与えてきました。
ユニークなパッケージとチョコレートの形状はとても印象的で、世界中にファンを持つ人気のチョコレートメーカーです。
BROOKSIDE(ブルックサイド)
カナダで生まれたフルーツとチョコレートの組み合わせにこだわるチョコレートメーカーです。
フルーツやベリー類の名産地でもあるブリティッシュ・コロンビア州フレーザーバレーでフルーツやナッツとチョコレートの組み合わせに拘るチョコレートメーカーが少ない事に疑問を感じ、自ら作る事に。
今ではナッツチョコレートやベリーチョコレートといえばBROOKSIDE(ブルックサイド)、と言われるようにまで発展し、その手のチョコレートが好きな方には人生でなくてはならない存在になっていると言っても過言ではないほどです。
酸味と甘未のバランスが完璧に取れた甘酸っぱいチョコレートをぜひお試しください。
輸入チョコレートは他にも沢山!
お気に入りのチョコレートや気になったチョコレートは見つかりましたでしょうか?
輸入チョコレートは日本に豊富にあります。ここで挙げたのも一部で、他にも多くの美味しいチョコレートが輸入されています。
日本もチョコレートも食べやすくて美味しいですが、他国のチョコレートは日本では味わえない独特の味や甘さがあります。
まだ食べた事は無い、という方はぜひお試しになってみてくださいね。