バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島、ゴットランド島。その中心都市ヴィスビーは、城壁にぐるりと囲まれた古い港町です。
ストックホルムから飛行機で約45分。中世ハンザ同盟の重要都市であり、世界遺産にも登録されています。
当時の旧市街を囲む3.4kmの石壁が完全な姿で遺されていることで世界的に知られ、あちこちに佇む教会の廃墟が歴史を物語っています。
また、日本では宮崎駿監督作品「魔女の宅急便」のモデルになった町のひとつとしても有名です。
(Photo By Jukk_a, vauvau, masterplaan)
バラと廃墟の都市
素朴で風情あるヴィスビーは、約200もの中世の遺跡が残る世界遺産の街。別名「バラと廃墟の町」とも呼ばれています。
中世ハンザ同盟都市の特徴がよく保存され、味わいある石畳の小径や赤褐色の瓦屋根、教会の廃墟、季節には申し合わせたように咲き誇る庭先のバラなど、穏やかで美しい景色を散策するのが楽しいところです。
有名な城壁周辺や教会の廃墟はじめ、島の生活やハンザ同盟時代を学べる歴史博物館、街の南にあるアルメダール公園など、小さな町ながら味わい深い見所があります。
その他、南部にあるこじんまりとした広場にはショップやカフェなどが集まり、高台になった東部は、街並みとバルト海が見渡せる美景ポイントになっています。
(Photo By jcorrius, claeskrantz)
■街のシンボル・サンタマリア大聖堂
ヘイ!たび丼ですたい。
街には、廃墟となった教会が点在しているばい。
ハンザ同盟衰退期、ドイツとの戦争でほとんど破壊されてしまったっちゃんね。
そのなかで唯一残っているのが、黒い尖塔が特徴的なサンタマリア大聖堂。
この塔は街の大抵どこからでも見えて、街のシンボル的存在になっているばい。
教会内部では、ヴィスビーの街並みが描かれてたステンドグラスや、美しい燭台などを見学できるっちゃんね。
この街の歴史を古くから見守ってきた教会は、現在も週末には街の人が通う現役ばい!
(Photo By wikimedia, wilvo)
中世週間
8月初めになると、中世週間というフェスティバルがあります。ヴィスビーが、バルト海のハンザ同盟都市として栄えていた中世の時代を記念したイベントで、この期間、街には市場が立ち、道行く人々は中世時代の服を着て賑わっています。
市場には、アクセサリーや銀食器、木製や鉄製、陶器の雑貨を売る店などが軒を連ねています。パレードやバンド演奏があったり、中世の騎士の格好をした人たちが馬に乗って技を競う大会が行われるなど、街全体が中世の雰囲気に包まれます。
(Photo By postverket, Aske Holst)
■ヴィスビーの観光シーズン
避暑地として人気が高いヴィスビー。やはり夏は観光客も多いハイシーズンばい。中世週間のお祭りなど催しも多くて、よく賑わうっちゃんね。そのため、宿泊施設などの予約も混み合うけん、この時期の旅は早めに計画しよう!はたまた賑わいを避けて、普段の素朴なヴィスビーをのんびり散策っていうのもよかね。それから、ヴィスビーの道の殆どは石畳ばい。坂も多いので、歩きやすい靴でいこう♪
(Photo By Per Ola Wiberg ~ Powi, access.denied)
エリア | スウェーデン ゴットランド島 |
交通例 | 成田⇒ストックホルム【経由 / 約14時間】⇒ヴィスビー【飛行機 / 45分】 |
言語 | スウェーデン語 英語 |
通貨 | スウェーデン・クローナ(SEK) |
旅行代理店 | |
合わせて持ちたい |