(Photo by Levimx90)
中南米の最も北、アメリカの真下にあるメキシコのちょうどド真ん中にサカテカス歴史地区があります
こちらは世界遺産に登録されたメキシコの高山部に位置する古都。ペルーのクスコのような存在でしょうか
銀山の開発が行われ、メキシコ有数の鉱山都市として発展した、と言われると聞こえは良いですが、この街は今ではあってはならない事で発展しました
サカテカス歴史地区の悲しい過去
オラ!たびどんですたい!標高2250mに位置する高地の都市、サカテカス歴史地区。富士山でいうと5合目に当たる場所に街が広がってるばい
メキシコは首都のメキシコシティも同じ2250mにあるからメキシコ人にとっては当たり前かもしれないけどそうでない人にとっては走ると息が苦しくなったりすることもあるっちゃんね
そんなサカテカスは銀鉱山で発展した街たい。ただ・・他の中南米の国と同様、メキシコもスペインの植民地プロジェクトチーム(コンキスタドレス)の対象となったばい
銀鉱脈を見つけたスペイン人は多くの宣教師と共にサカテカスに押しかけ、先住民を奴隷にして鉱山で働かせたたい
中には10歳に満たない子まで駆り出され劣悪な環境で労働させて得た富でスペイン人は豪邸や、メキシカンバロックと呼ばれる独特に発展した様式の大聖堂などを建築したっちゃんね
街は大きく発展したけど、こんな事はあってはならない事ばい!
当時スペインではすでに黒人奴隷も従えており、ここメキシコにも連れてこられていました
更に麻疹や天然痘も中南米に一緒に上陸、先住民たちの抵抗も空しく帝国は滅亡してしまいました
奴隷を強いられ、感染病を持ち込まれ、強制改宗や言語強制を強いられながらもメキシコ人たちは独立を勝ち取り、今では中南米でもGDP2位を誇る国家になっています
ピンクシティーはぜひ写真におさめたい
(Photo by Thelmadatter)
サカテカスは建物がピンクに染められているのが特徴的です。さらに南米独特のカラフルな色使いもあいまって非常に美しい街並みを作り出してくれます
中でも中心にあるウルトラバロック(超装飾)のピンクのカテドラルは圧巻。これでもか、というほどに装飾が施されています
夜にはぼんやりと該当のランプが街をオレンジ色に染めてくれます。昼と夜で別の表情を見せてくれるのがサカテカス歴史地区の魅力です
この光景はぜひ写真におさめたい所ですね。インスタ映え間違いなしです♪
ブーファの丘から街を一望できる
(Photo by Heterotrofo)
街には小高い丘の「ブーファの丘」があり、街内からTELEFERICOという名のロープウェーで昇る事が出来ます。ロープウェー乗り場はサント・ドミンゴ教会の近くにあります
丘からは街を一望できるので記念写真にピッタリ。夜は幻想的な夜景を見る事もできますよ
一応タクシーでも行くことができます。行きはロープウェー、帰りはタクシーでホテルへ直帰、というのもアリかもしれませんがタクシーになかなかありつけない事も想定する事をお薦めします
また、ブーファの丘の近くに銀鉱山の遺跡、エデン鉱山もあるのでついでに見学というのも良さそうですね
サカテカス歴史地区への行き方
(Photo by Adrián Cerón)
サカテカス歴史地区への行き方です。首都であるメキシコシティからのルートをご紹介
陸路なら長距離バスで8時間ほど、空路なら1時間半ほどとなっています。金額はバスは5000円ほど、空路はまちまちですが、往復1万程度のケースもあるようです
個人的には空路をお薦めしますがスケジュール次第という事になりそうです。バスを選択する場合はODMで詳細を事前にチェックしておくとスムーズです
バスはメキシコシティの北バスターミナルから出ています。ターミナルまでは市バスかタクシーを使うとスムーズです
自力で移動が難しい場合はサカテカス歴史地区がスケジュールに組まれたツアーを選択するのが最も確実です
サカテカス歴史地区の詳細
エリア | メキシコ サカテカス |
交通例 | 成田⇒メキシコシティ⇒北バスターミナル⇒サカテカス |
言語 | スペイン語 |
通貨 | ペソ |
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