(Photo by Rigelus)
広大なアフリカ大陸の最北部、欧州各国の旅行先としても好まれるエキゾチックな国、モロッコ。
カサブランカやマラケシュといった人気の都市とは別にラバトという街があります。
実は、モロッコの首都はカサブランカでもマラケシュでもなく、ラバトというのは日本ではあまり知られていません。しかもこのラバトは世界遺産でもあるんです。
ラバトを知ろう
アッサラーム アレイコム!たびどんですたい!
モロッコの都市と言えばカサブランカやマラケシュ。人口もこの2都市が多いばってん、第3の都市のラバトが実はモロッコの首都ですたい。
ラバトは「近代都市と歴史都市が共存する首都」として、旧市街だけでなく新市街も世界遺産に登録されている珍しい都市っちゃんね!マラケシュやカサブランカが有名すぎて素通りされがちだけど、とっても魅力的な街ばい!
目を奪われるほど美しい内装のムハンマド5世の霊廟、青と白のコントラストの家屋が美しいウダイヤのカスバ、海岸はヤシの木が植えられてゆっくり過ごせたり、街中はトラムで移動も楽々、マラケシュ等のような客引きも少なく、治安も良好と、旅行者なら絶対に楽しく過ごせる都市ですたい!
本記事では知られざるモロッコの世界遺産、近代都市と歴史都市が共存するラバトの魅力をご紹介します。
ラバトの主な見どころ
ラバトの新市街・旧市街での主な見どころをご紹介します。
ウダイヤのカスバ(外部)
(Photo by Pline)
ウダイヤのカスバは、ムワッヒド朝時代にウダイヤ族によって築かれた城塞です。カスバとは要塞機能を持つ集落の事です。シャウエンにも見られます。
タリク・アル・マルサ通りをはさんだメディナの北に位置します。外観はエキゾチックで派手な装飾は無く堅牢な印象です。
ウダイヤのカスバ(内部)
城塞内部はシャウエンと同じようなブルーシティが広がります。
真っ青ではなく、青と白の美しいコントラストで染められており、ギリシャのミコノス島を彷彿とさせつつもモロッコらしいエキゾチックでメルヘンチックな印象の街が広がります。
庭園やカフェ、博物館などもあり、ゆっくりと癒しの時間を過ごしたい、美しい街並みを写真におさめたい等の方にお勧めのスポットです。
ムハンマド5世の霊廟
(Photo by Pline)
ムハンマド5世はモロッコの独立に大きく貢献した王(スルターン)で、その王が眠る霊廟です。観光客にも公開されており、中に入る事も出来ます。
中はとっても豪華な装飾で、誰もが目を奪われるほどの美しさ。天井に広がるステンドグラスは必見です。
ハサン塔
ハサン塔は1196年に着工されたモスクで、当時の王であるヤアクーブがイスラム最大のモスクを作ろうと試みましたが、1199年に志半ばで倒れ、そのまま計画は頓挫、放置されてしまいました。
ハサン塔はそのまま残されたもので、現在はランドマーク的存在となっています。未完成ゆえ、あちらこちらに意味の無い石柱が建てられており、塔自体も高いものではないのですが、その背景がかえって魅力を感じるようで観光客にも人気のスポットとなっています。
ムハンマド5世廟のすぐ近くにあるので見学ルートにも含めやすいので是非。
シェラ
シェラは街の南にある遺跡で、古代ローマ時代に都市が築かれた場所に遺されたラバト内で最も古い遺跡です。
12世紀には墓地として利用されました。ところどころ風化してしまっており、ノスタルジックな印象を受けます。
とても広く、人も多くないのでかえってリラックスできるかもしれません。
旧市街
ラバトの旧市街はレグレグ川と大西洋に挟まれたところにあり、3つの通りが存在します。
中でもスイカ通り(地図でRue Souikaという文字を探してみてください)は飲食店も多いので旧市街でランチ等を予定しているならスイカ通りを目指すと良さそうです。
ラバトへの行き方
ラバトへの行き方は・・・モロッコの首都なので難しくないと思います。成田からパリなどを経由すればラバトの空港であるラバト=サレ空港に着きます。
空港から街まではタクシーや電車、バスなどの方法がありますが、安く行けるのはStareo社が運営しているバスです。30分ほどで新市街地内に停留します。
ラバト含め、モロッコの各空港から街までの行き方は「モロッコ百科」さんで詳しく書かれていますのでご参照ください。
ラバトの詳細
エリア | モロッコ ラバト |
交通例 | 成田⇒パリ【経由】⇒ラバト=サレ空港⇒ラバト【バス】 |
言語 | アラビア語 |
通貨 | モロッコ・ディルハム |
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