赤の広場

ロシア
Photo by Own work
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(Photo by Own work)日本から最も近いヨーロッパ、ロシア。その首都モスクワに赤の広場はあります。

赤の広場、といっても赤い色の何かがあるわけでもなく、社会主義政権的理由や血に染まった的な歴史的なものでもなく、ロシアでは赤は「美しい」という意味で使われます

Photo by ITAR-TASS

(Photo by ITAR-TASS)
赤の広場とは、つまり「美しい広場」。北西から南東に向けて長く広がった広場にはガガーリンスターリンなどが眠るクレムリンの城壁や大統領官邸、グム百貨店や国立歴史博物館とヴァスクレセンスキー門、聖ワシリイ大聖堂など、美しい建造物が多く連なっています

赤の広場は世界遺産にも登録されていますが、地域的価値のみならず、モスクワの中心的エリアでもある事から現在も様々な重要イベントが行われます

赤の広場の歴史を知ろう!

フョードル・アレクセーエフによる「赤の広場」

ズドラーストヴィチェ!たびどんですたい!
名前は凄く有名だけど歴史を問われると、う~んよく知らない・・?ってなりがちな赤の広場。せっかく見に行くなら歴史を知っておくとより楽しめるっちゃんね!

赤の広場は1500年くらいの、まだロシアと言われていない頃。モスクワ大公国を統治していたイヴァン三世が広場として整地させたばい。元々はトルグ広場と呼ばれていて、トルグは交易や商売を意味するとおり、市街地を利用する民のマーケット的役割だったばい。

いつしかトルグ広場の周りには教会等も立ち並び、美しい景観を作って行ったっちゃんね。その後、様々な改名を経て1700年の後半頃に赤の広場(クラスナヤ広場)」と名付けられたばい。

今ではトルグ広場のように交易や商売の場であり、赤の広場の通り美しい広場としてロシアにとってもモスクワにとっても大事な場所として愛されているっちゃんね~

赤の広場の主な見どころ

赤の広場は長さ7000m、幅130mと非常に広大ですので、全て見て回るには非常に時間がかかります

観光先が赤の広場以外にもあるなら、見学する所をある程度厳選する必要もあるので主な見どころをご紹介します。スケジュール作成の参考になれば幸いです

聖ワシリイ大聖堂

Photo by Kafka~commonswiki

(Photo by Kafka~commonswiki)
赤の広場のシンボル的な存在。赤の広場で写真を撮る時に大抵の方は聖ワシリイ大聖堂を背景に撮ります

ディズニーなどのテーマパークを彷彿とさせるこのカラフルでお菓子のような建物はその名の通り聖堂になります

複数の聖堂が1か所に集まり、独特の景観となっている印象的な建築物です

因みに日本人にもかなり馴染みのある建物ですが、ピンときた方はいますでしょうか?こちらは初代テトリスの背景に使われた事でも一部の界隈では有名だったりします♪

グム百貨店

Photo by Josef F. Stuefer

(Photo by Josef F. Stuefer)
グム百貨店は巨大なショッピングモールです。宮殿のような外見もさることながら、中も豪華な装飾が施されており、土産物は勿論、地元の方にとっても重要な百貨店となっているだけでなく、有名な観光地としても機能しています

ソビエト連邦時代は国営百貨店で、当時は1200店舗もの店が連なっていたそうですが、現在は200店舗が経営されています

見て回るだけでもかなり時間がかかるのでゆっくり1日をショッピングに費やした方がまんべんなく回れるでしょう

レーニン廟

Photo by CaritasUbi

(Photo by CaritasUbi)
レーニン廟は、革命家の故ウラジーミル・レーニンの霊廟です

過去に、赤の広場で行われる国家的行事の際、ソビエト連邦共産党・政府の首脳はレーニン廟のひな壇で演説を行うのが慣例となっていました

そういった意味でもロシアにとっては偉人の霊廟であると同時に歴史的な建造物でもあるため、撤去案が出るたびに反対され、現在も残っているのだそうです

ヴァスクレセンスキー門

Photo by Bart Slingerland

(Photo by Bart Slingerland)
ヴァスクレセンスキー門は「復活の門」を意味する、赤の広場の入り口にある門です

旧ソ連時代には、パレードの邪魔になるという理由で取り壊されてしまいましたが、1993年に再度建築され、現在に至ります

左に旧モスクワ市庁舎、右にロシア国立歴史博物館を見る事が出来ます

ロシア国立歴史博物館

Photo by Marcin Konsek

(Photo by Marcin Konsek)
ロシア国立歴史博物館はモスクワを代表する歴史博物館です。収蔵品は450万点。歴史好きにはたまらないエリアです。

ロシアの歴史を学べる最適の場所・・ではありますが、表記の多くがロシア語のみとなっているので事前にロシア語を学んでおく必要があるので、見学したい方でロシア語が出来ない方は英語ツアー等に参加する事をオススメします。

入場料は500ルーブルほどです。鮮やかな赤い装飾の見事な建造物で、中に入らずとも楽しめるので外から見るだけでも行く価値はあります

クレムリン

Photo by Ed Yourdon

(Photo by Ed Yourdon)
クレムリンは、旧ロシア帝国の宮殿ですが、現在はロシアの大統領府や大統領官邸が置かれていますので、ロシア政府の代名詞ともなっています

城壁の総延長はおよそ2km、20もの城門を備えており、内部に宮殿や大聖堂を見る事が出来ます

ロシア語では「クレムリ」となり、「城塞」を意味します。12世紀には城塞として機能していたそうです

ここにはちょっと有名な、欠けた大鐘があります。重さ200トンの、世界最大の鐘・・の予定でしたが欠けてしまい、その音を聞くことなく終わってしまいました。

今では欠けていることがかえって印象的となり、人気の観光スポットにもなっています

赤の広場へのアクセス

Photo by Christophe Meneboeuf

(Photo by Christophe Meneboeuf)
モスクワ市内のホテルからなら迷うことは無いでしょう。ホテルフロントでも教えてくれると思います。

空港から直接自力で行くには少し複雑になるので事前に調べておかないと迷うかもしれません

モスクワ空港からなら高速鉄道でベラルースキー駅⇒ベラルースカヤ駅まで徒歩⇒チアトラーリナヤ駅まで地下鉄⇒赤の広場まで徒歩、という具合

表記もロシア語がメインとなっているので理想はWifiに常時繋いでGoogleマップなどを頼りに向かうのが最適でしょうか

エリア

ロシア モスクワ

交通例

成田⇒モスクワ空港⇒ベラルースキー駅⇒ベラルースカヤ駅まで徒歩⇒チアトラーリナヤ駅まで地下鉄⇒赤の広場

言語

ロシア語

通貨

ルーブル

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