ここは、おとぎの国?!
キノコのようなとんがり屋根の真っ白な家が立ち並ぶ、可愛らしい世界遺産の町がイタリアにあります。
イタリアはプッリャ州バーリ県にあるアルベロベッロは、人口1万人ほどの町。
ここには「トルッロ」という、この地域独特のキノコ屋根と白い壁を持つ建物が約1000軒も並びます。
石灰岩を積み重ねた屋根が特徴的なこの建物は、16世紀半ば頃から建てられ、1996年には世界遺産として登録されています。
I Trulli di Alberobello / ghnetwork
その可愛らしい景観は、まるでおとぎ話に出てくる町のよう!ひょっこり小人や魔法使いが顔を出しそうですね!
Alberobello / Andrepax
ARC Trulli shops Alberobello / Verity Cridland
観光客も多く訪れる世界遺産の町。土産屋も可愛いとんがり屋根です。
Puglia 089 / Pamela 01
Cuore, Alberobello (BA) / sun sand & sea
土地の宗教やキリスト教にちなんだ模様が描かれている屋根も。
Puglia 088 / Pamela 01
白い壁と石畳の細い路地。絵になりますね!
Alberobello 1334 / CucombreLibre
夜の雰囲気もいい!
cat II / o0karen0o
ちなみに、このような屋根の家になった由来は、なんと税金対策だったとか!
A nice trullo / Yellow.Cat
17世紀、この地方を納めていた領主は「家の数」によって税金を王に支払っていたため、なんとか支払額を減らそうと画策。
査察使の目を免れるために、家を壊すように住民に度々命じたりしていました。
そのため、住民たちは知恵をしぼり、石を崩せば簡単に壊せるこのような家を建てることとなったそうです。
A view of Alberobello / Yellow.Cat
Alberobello / Andrepax