ドイツはフランクフルト近郊ミュールタールにある山の上の廃城、フランケンシュタイン城。
フォン・フランケンシュタインの名を受け継ぐ貴族によって13世紀以前に建てられたゴシック様式の城は、その名のとおり、あの怪物フランケンシュタインのモデルとされる人物が城主だった建物です。
モデルとなった人物の名は、ヨハン・コンラート・ディッペル。
科学者や哲学者、錬金術師などの顔を持つこの男が17世紀後半、この城で生まれ暮らすようになります。
解剖学に興味があった彼は、死体の解剖実験を行っていました。風変りな性格なのも手伝って、周囲の人々は墓場から死体を盗んでいるなどとも噂していました。
そうしたことが伝説となり、小説や映画など様々な物語に登場するヨーロッパの代表的な怪物のモデルとなったのです。
かつては大きな要塞だった城ですが、現在は礼拝堂と塔を残すのみ。
ライトアップされた夜の姿は、ちょっと不気味かも…
ハロウィーンの時期には毎年イベントも行われていて、地元の人たちがモンスターやゾンビに扮して盛り上がりをみせます。
よりスリリングな城の雰囲気を楽しむには、この時期に訪れるのもいいかもしれませんね!
https://youtu.be/ad4dhOR8dU8