コロッセオ

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イタリアローマにある世界的な名跡、コロッセオ。言わずと知れた古代ローマ時代の円形闘技場は、当時のローマの偉大な力を象徴していた建物です。

ヴァスパシアヌス帝の命により紀元80年頃に完成。ここで、剣闘士同士や対猛獣の死闘が繰り広げられ、およそ5万人を収容できたといわれる客席で人々が熱狂していました。

「ベン・ハー」や「グラディエーター」など、映画の舞台としても度々描かれています。
(Photo By Richard H. Hüttemann, bortescristi)

古代ローマの象徴


ボンジョールノ!たび丼ですたい。古代ローマを象徴する壮大な娯楽施設であったコロッセオは、アーチ型の外観が美しい大理石の4階建て。その規模は周囲約527m、高さ約49mにもなるったいね。この競技場は、当時は円形をしていたばってん、地震に遭い、コロッセオの大理石を建材に使われ、今のような欠けた形になってしもうたばい。1階のアーチはドーリア式、2階はイオニア式、3階はコリント式という、それぞれ別の様式で装飾されているばい。迷路のような地下には、剣闘士や檻に入ったライオンなどの猛獣が待機する沢山の部屋があり、地上の舞台へ届く人力昇降機も備えられていたっちゃんね。ここで、武器を持った剣闘士同士の闘いや、猛獣と剣闘士が闘う猛獣狩りが行われ、人々は歓声を上げていたようばい。
(※画像はクリックで拡大します。Photo By willwhited,notto86)

こんにちは、たびっこだよ!古代ローマ皇帝が与えたこの残虐な娯楽に、人々は熱狂。戦闘だけでなく、囚人やキリスト教徒を猛獣に襲わせるなどのショーまであったとか。恐ろしい・・・。そんなコロッセオの観客席は、身分階級によって分けられていたんだって。1階は皇帝や議員、2階は騎士階級、その上に一般市民や貧民層の立見席というように配することで、人々に身分制度を明白にする役割を担っていたみたい。巨大な娯楽施設の建設は、政治への不満などから目を反らせ、その客席の階級構造は市民に身分制度を意識させるなど、政治的な目的があったようだね。
(※画像はクリックで拡大します。Photo By peter pearson)

コロッセオまでの行き方は?

コロッセオはローマ・テルミニ駅から地下鉄のB線(Linea B)で2駅目、降りたらすぐ見えます。距離的にはテルミニ駅から2kmほどなので徒歩でも行けますし、基本的には道も真っすぐなので問題はないと思います。時間が無い場合は地下鉄、街歩きも兼ねるなら徒歩がお薦め。

ただし、トラムはお薦めしません。停留所も多く、乗り方も分からないとかえってタイムロスに繋がる可能性も。不安なら地下鉄を利用しましょう。

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