アメリカ・アリゾナ州ページ近郊にあるアンテロープ・キャニオンは、たいへん美しい地質層を持った渓谷です。
岩の小さな割れ目から入れば、彫刻のように美しい波状を帯びた岩のカーブ、わずかな隙間から差し込む日光が織り成す色彩と影…とユニークで神秘的な表情を様々に見せてくれます。
この独特な岩肌の谷を、別名「コークスクリュー・キャニオン」「カテドラル(大聖堂)・キャニオン」と呼ぶ人もいるそうです。
アッパー・アンテロープ・キャニオンとロウワー・アンテロープ・キャニオンの2つの岩層から成り、1~2時間で全体を見てまわれます。
その美しさは一般のデジカメでも見事に切り取られ、観光客や写真家に、CMやグラビア撮影等に人気のフォトジェニック・スポットです。
(右の画像はクリックで拡大します。Photo By brentbat,Allie_Caulfield, Alex E. Proimos)
アンテロープ・キャニオンはこうして生まれた
幻想的な美しさに包まれたこの渓谷は、自然が生み出したまさに芸術!
(画像はクリックで拡大します。Photo By toddneville)
この地方独特の砂岩とばれる岩が、鉄砲水や風の浸食を受け、何百万年もかけてできあがったのです。
流れるような独特なラインは、特にモンスーンの時期に降る雨水が谷間を流れ、砂を拾い上げ、長い時間をかけて岩をなめらかにしていきました。
こうしてできたこの渓谷は、高さ数十メートルに対し幅は非常に狭く、特に狭い場所では人1人がやっと通れるほどです。
カメラ必須!
ハロー!たび丼ですたい。どこを切り取ってもアートになりそうな素晴らしい景色ったいね。こりゃーデジカメのメモリーや電池の準備も万端でいかんとばい!夏のお天気の日には、光が見事に差し込むらしいばい。太陽が頭上に来る時間に合わせて行こう。ただ、観光客の多い人気スポットだから、人物が入らないように撮りたい人はシーズンを避けて行くのも手かな?
(画像はクリックで拡大します。Photo By brentbat)
アンテロープ・キャニオンへの行き方
ページから東へ約8キロ、砂漠地帯にあるアンテロープ・キャニオンは、ルート98沿いに小さな目印があるのみ。
渓谷の前方にあるナバジョ発電所や、近くの小さな料金所と駐車場も目標にしましょう。
アンテロープ・キャニオンへは、通常ツアーを利用して見学することになります。
個人で許可なく入ることはできないのでご注意ください。渓谷への送迎やガイドをしてくれる各種ツアーが出ています。
(Photo By Northfielder)
天候に注意!
モンスーンの時期には、谷が水浸しになってしまうばい。8月~10月は特に注意ばい。谷に降る雨が鉄砲水となるだけでなく、離れた場所で降った雨までもが突如谷に流れ込むので、とても危険ばい。その水の威力は凄まじく、バスすら簡単に流されてしまうらしいったい。’97年には11名が鉄砲水の犠牲になる事故が起きて、一時は谷が閉鎖されていたっちゃんね。天候には気をつけて、安全第一ばい!雨が降るとツアーの車も出ないので、旅程にも余裕を持たせると良いばいね。
(Photo By pawel grudysz)
アンテロープ・キャニオン・フォトギャラリー
画像はクリックで拡大します。
(Photo By VirtualErn,ggewen,LeonDolman,hakuroum)
エリア | アメリカ アリゾナ州 ページ近郊 |
交通例 | 成田⇒ラスベガス【経由】⇒アンテロープ・キャニオン |
言語 | 英語 |
通貨 | USドル |
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