(Photo by Thomas Brown)
マレーシアを代表するリゾート、コタキナバルから車で2時間ほどのの所に、マレーシアが誇る大ジャングル、キナバル自然公園があります
世界遺産にも登録された自然公園で、歴史はアマゾンやアフリカのジャングルよりも古く深いと言われており、研究者からはずっと前から注目されています
自然の宝庫と大霊峰キナバル山
キナバル自然公園は手つかずの自然が残る大ジャングルと、4000mもの大霊峰キナバル山を有する広大な国立公園です
国立公園という事もあってある程度のルールや制約がありますが、宿泊したりトレッキング、珍植物ツアーや橋わたりなどのアクティビティ、温泉まであり、世界中の観光客を魅了します
それではキナバル公園の概要をこれからご紹介していきます
名前の由来は中国!?諸説あり
(Photo by Edelans)
スラマットゥンガハリ!たびどんですたい!コタキナバルにも使われている、この「キナバル」。実はマレーシアではなく中国が由来、という説があるそうたい
キナは「中国」、バルは「未亡人」という意味で公園内にあるキナバル山の付近には中国の王子とその未亡人の、ドラゴンにまつわる伝説が残っているっちゃんね。
でも、別の説として地元のドゥスン族にもキナバル山に関する伝説が残っているそうたい。ドゥスン族の言葉で「アキ」は祖先、「ナバル」は場所という意味でそこからキナバルといわれるようになったそうで、こちらは山を霊峰として扱い、信仰する神にまつわる伝承がありそうたい
どちらからは分からないけど、東南アジア最高峰のキナバル山だけあって様々な伝説が語られているみたいっちゃんね!
珍しい自然や動物を観察しよう
mohigan)こにちは!たびっこだよ!(Photo by
キナバル自然公園の見どころは何と言ってもこの大自然!珍しい植物や動物を観察しながらハイキングするのが一般的な楽しみ方だよ。大霊峰キナバル山を含むこの公園は、低地熱帯林、高地熱帯林、熱帯山地林、亜高山帯、高標高の低木地帯など、高度差もあって多様な生息環境が広がっていて、東南アジアの植物多様性の中心地とも言われるほど
例えば、日本でも有名な食虫植物のウツボカズラ、世界一大きくて強いにおいを放つ花、ラフレシア、キナバル山の固有種スリッパ蘭などが原生してるんだ
中でも人気がラフレシア。2年かけてやっと成長しても寿命は5日というまさに幻の花。見られた方はラッキーかも。ぜひチャレンジしてみて
日本人が発見した温泉で一息つこう
(Photo by CEphoto, Uwe Aranas)
公園には旧日本軍が発見したポーリン温泉があります。当時、地元では熱湯が出る怖い場所という認識しかありませんでしたが、ボルネオ島を占領していた旧日本軍が掘削、温泉として開発しました
入浴習慣が地元住民にはありませんでしたので軍の撤退後は放置されていましたが、1970年代に整備が進み、現在では重要な観光資源の1つとして機能しています
屋内個室風呂は有料、露天風呂は無料となっており、付近にはキャンプ場やロッジなど宿泊施設もあり、観光客に人気の癒しスポットとなっています
上級者はキナバル山
(Photo by Toni Wöhrl; Sang Cai)
公園内には東南アジアでも最高峰クラスのキナバル山がそびえ立ちます。標高は4000mほど。キナバル自然公園に来るお客さんの中にはキナバル山の登山が目的の方も少なくありません
キナバル山は1億年前に花崗岩が冷えて固まったものと言われており、現在でも1年に5mmずつ隆起し続けているそうです。ふもとは熱帯雨林のジャングルに覆われ、登頂付近ではゴツゴツした岩肌と、自然のギャップも楽しむ事が出来ます
標高は高いですが、難易度としては技術を伴うものでもない様です。登山上級者ならチャレンジされてみてはいかがでしょう
登山する際の注意点
(Photo by Oscark)
登山目的の場合はPHQで各種手続きを行ってからバスでスタート地点に移動後に臨む流れとなります
入山は有料となります。登下山の全てはIDで管理され、キャンプやビバークは不可となっています。キナバル山は国立公園で、ゲートで入場管理されていますので登山の際は宿泊かゲートが閉じる前に下山するかの2択になります
よって、登頂を目的とする方は基本的には途中にある山小屋の宿泊予約が取れる事が登山条件となります。また、2004年よりガイドの随行が義務化されていますのである程度の必要経費もかかります
他にもいろいろ制約があるのでツアーに申し込む等も検討してください
自然と遊ぶのが好きな方にはオススメ
(Photo by Dukeabruzzi)
キナバル自然公園はその名の通り、貴重な自然を保全するマレーシアの国立公園です。ルールをしっかり守れば日本では経験できない自然と遊ぶことが出来ます
ポーリン温泉やキャノピーウォーク、熱帯雨林ツアーや山岳植物園、標高1000mほどにあるドゥスン族の村であるナバル村の見学ツアーでは現地の民芸品を購入する事も出来ます
日本語ガイドツアーもあるので英語が逃げてな方でも安心の観光スポットです。マレーシアに旅行する際はぜひチャレンジしてみてくださいね
キナバル自然公園の概要
エリア | マレーシア コタキナバル |
交通例 | 成田⇒コタキナバル⇒キナバル自然公園 |
言語 | マレーシア語 |
通貨 | リンギット |
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