イニシュモア島

アイルランドの西、ゴールウェイ湾に浮かぶ３つの島、アラン諸島。そのなかで最も大きな島がイニシュモア島です。

面積約31km²、およそ900人が暮らすこの島にはケルトの文化が色濃く残り、アイルランドらしい地を求めて訪れる旅行客に人気です。

島中に張り巡らされた石垣や断崖絶壁などの、荒涼としつつも独特な自然美。島内最大の遺跡ドゥーン・エンガスをはじめとした、様々な古代遺跡など、神秘的な魅力に満ちています。また、アランセーター発祥の地としてもよく知られています。
(Photo By wikipedia)

■島人たちが作った土

ジア・グッチ！たび丼ですたい。
アラン諸島の主な産業は、観光業や漁業、そしてジャガイモなどの農業ばい。この島は石灰質の岩盤でできた岩の島。土がないので、島の人たちが岩盤を砕き、海藻を敷いて作ったっちゃんね。島の特徴である石垣は、その土が風に飛ばされないようにするため。木も殆どないので、こうして畑や牧草地を囲っているばい。厳しい環境で色々な工夫をして暮らしてきたっちゃんね～。
(Photo By wikipedia, The Communist’s Daughter)

ドゥーン・エンガス

イニシュモア島最大の見所は、ドゥーン・エンガスまたはダン・エンガスと呼ばれる遺跡ですビジターセンターから徒歩２０分程。島の断崖に立つ、幾重もの半円形を描いて積まれた石の遺跡で、古代ケルト人が築いた砦や神殿などと考えられていますが、実際は誰が何のために作ったのか、未だ謎に包まれています。

※ドゥーン・エンガスを動画でチェック！↓

砦の中心には長方形の大きな石版があり、儀式に使われていたとも考えられています。また、砦の周囲は石の塊をばらまいたような防御柵で囲まれ、こちらも様々な説が唱えられていますが、はっきりとした由来はわかっていません。

(Photo By celesteh)

教会跡

イニシュモア島では、７つの教会や聖キーラン教会など、重要な教会跡を見ることができます。オーノクト村付近にある7つの教会は、アラン諸島で最も重要な教会跡とされています。名前は７つですが、実際は２つの教会と修道士たちの住居跡です。

中世に建てられた聖キーラン教会は、島の北側にあります。長方形の教会跡で、アイリッシュの聖キーランが修行したとされています。また、周辺には石造りの十字架や、文字が刻まれた二つの石板があり、石版のひとつは日時計として使用していた考えられています。
(Photo By Neil and Kathy Carey)

サイクリングで散策しよう

※イニシュモア島サイクリングを動画でチェック！↓

島内の散策には、貸し自転車や馬車、ミニバスのツアーなどがあります。なかでも、天気がよければサイクリングでの散策をオススメ。

島内の主な見所も一日あれば周れますし、海風が渡り、牧草地や石の塀を眺めながら走る清々しさは、旅のいい思い出になるでしょう。サイクリングの際は、アップダウンのある場所や降りて歩かなければいけない場所もあるので、ご注意を。

■キルマーヴィー・ハウス

イニシュモア島に滞在するなら、たび丼はキルマーヴィー・ハウスというB&Bをオススメするばい。１８世紀の領主の建物というこの宿は、口コミサイトでも、周辺宿泊施設の中で堂々１位の評判っちゃんね。ロケーションも、ドゥーン・エンガスのふもとという良さばい！ちなみに、あのスタジオジブリの宮崎駿監督もアラン諸島が大好きで、２０年前にこの宿に泊まったそうばい。宮崎監督はこの建物をとても気に入って、ずっと眺めていたとか。それにしてもこの風景、どこかで見たことなかと？そうそう、「魔女の宅急便」でキキが初めてお届け物をする家にソックリちゃんね～。

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Kilmurvey House
Kilmurvey, Inis Mor, Aran Islands, Co. Galway, Ireland
Tel: 353-99-61218　Fax: 353-99-61396
(Photo By tripadvisor)