(Photo by Bkj1000)
オセアニアには代表国とも言えるオーストラリアをはじめ、ニュージーランドやツバル、ニューカレドニアなど多くの島国も点在します
その中にバヌアツもあります。フィジーとニューカレドニアに挟まれたバヌアツはこれも多くの島からなる国で、中には火山で出来た島もあります
その一つが今日ご紹介する、バヌアツで最も広い島、エスピリトゥサント島です
エスピリトゥサント島
ハロー!たびどんですたい!エスピリトゥサント島はバヌアツ最大の島で火山活動によって作られた島たい。島には標高1800㍍ほどの山もあるっちゃんね!
略称でサント島とも呼ばれることが多いこの島では特にダイバーに人気の観光地となっているばい
6つのブルーホールや第二次世界大戦時にアメリカ兵が海に捨てていった軍の遺物(ミリオンダラーポイント)は特にダイバーにも人気のダイビングスポットになっているっちゃんね!
他にも世界で最も大きな沈没船「クーリッジ」や旧日本兵が捕虜になって幽閉されていた施設など戦争の爪痕を見る事も出来ます
わたしたちの知らない戦争の爪痕
日本の学校教育では戦争についても学びますが、詳細について多くを学ばせる学校はとても稀です
バヌアツは直接的な戦禍ではありませんでしたが、日本とアメリカが激しく戦闘したソロモン諸島のすぐ南にあり、アメリカ軍が後方拠点を置いていました
そのため捕虜となった日本人の監獄なども残されたまま遺跡と化しています
ここで戦争について少し学んでほしいばい。バヌアツはソロモン諸島、フィジー、ニューカレドニアの3方に囲まれているばい。日本は当時アメリカと連合を組んでいたオーストラリアを孤立させ、休戦に持ち込む作戦を取るために、フィジー、サモア、ニューカレドニアを攻略するFS作戦を計画したばい。
その際に起きたのがソロモン諸島の戦い。第1次から3次まで長く続くも日本は多くの犠牲を出し敗戦。戦況はこの後、悪化を辿る事にあるっちゃんね
大本営発表、という言葉が出来たのもこのころ。敗戦を国民に正しく伝えず、戦略的撤退だ、お国の為に美しく散った等、美辞麗句で失敗を誤魔化し、データの捏造や改竄を行って敗戦を隠してきたっちゃんね
戦争は多くの負の遺産を残し、今も国間が過去の戦争で揉めているのが現状ですたい。おいどんたちは過去の失敗に学び、二度と過ちを繰り返してはならない。そんな気にさせてくれる島かもしれないたいね・・
エスピリトゥサント島では戦争の爪痕と、戦争にも屈しなかった豊かな大自然が観光客にも人気となっています。
そんなサント島での主な観光スポットをご紹介します
シャンパンビーチ
(photo by Jae Lee)
シャンパンビーチはサント島で最も美しいと言われるビーチです。ビーチリゾートのイメージをそのまま形にしたような白い砂浜に美しい海が広がります
ただし入場料が取られます。車で来た場合は車代、個人で来た場合は人数分の入場料がかかります。車1台で1800円程度です
ビーチに入るだけでこの金額なので、決して安くはありませんが、費用が掛かるため人は少なく美しい景観も維持されていますので個人的には決して高いとは思いません
砂は非常にきめ細かく、美しい海をシャンパンに見立てると砂浜がまるで泡のように見えてきます
ポートオーリー
ポートオーリーはシャンパンビーチと異なり、無料で入れるビーチです。シャンパンビーチより人はいますが、それでも多くありません
プライベート感や美しさはシャンパンビーチに軍配が上がりますが、ポートオーリーもとても綺麗な砂浜で観光客にも人気です
ここでは乗馬サービスがあり、うまく引き潮のタイミングに乗れれば対岸の島まで乗馬しながら向かう事も出来ます
リリ・ブルーホール
リリ・ブルーホールは特にサント島でも人気の観光スポットです
世界に数多くあるブルーホールでもリリ・ブルーホールは淡水で出来た珍しいブルーホール
淡水の為、濁りが少なく非常に美しい色合いを見せてくれます。更に、ブルーホールにいくまでは現地のカヤックで川を上る、ちょっとしたジャングルクルーズも楽しめます
サント島で遊ぶなら外せないスポットです
ナンダ・ブルーホール
ナンダ・ブルーホールはこの土地の所有者がジャッキー氏である事からジャッキーズ・ブルーホールとも呼ばれます
個人の所有する土地ですが、有料にて観光客に開放してくれています。用意してくれたウッドデッキやバンガローは南国感が満載です
入場料は900円程度。バヌアツでは特に土地の所有権には非常に意識が高いので値切り交渉などは控えた方が良いでしょう
ミリオンダラー ポイント
ミリオンダラー ポイントは第二次世界大戦時にアメリカ軍が破棄した戦争遺物が沈んだダイビングポイントです
シュノーケリングでも十分楽しむ事が出来ますが、より楽しむなら体験ダイビングなども検討されてみては
ダイビング
観光スポットと言いますか、やはりバヌアツと言えば何と言っても美しい海こそが至高です
ダイビングのライセンスをお持ちならバヌアツは聖地といっても過言ではありません。もちろん持っていなくても体験ダイビングは可能です
バヌアツ、ましてやサント島にきてダイビングをしないという選択肢はないと言うほどここの海は美しいです。いかれるならぜひトライしてみてください
エスピリトゥサント島への行き方
日本からバヌアツへの直行便はありませんので他国を経由します。主な経由地はニューカレドニア、フィジー、オーストラリア、ニュージーランドとなります
経由地からエファテ島のポートビラ空港行きに乗り、エファテ島から国内線でエスピリトゥサント島空港へ向かいます
基本的には空路のみとなります
感染症に注意
サント島では感染症に注意して欲しいばい!
特に多いのはマラリア、デング熱。蚊を媒体とする上に、デング熱に関してはワクチンも無く、かかったら対処療法するしかないばい。にもブヨやアリなどに噛まれたり刺されたりする事で皮膚疾患を患う事も
サント島では虫よけは必須っちゃんね!かならず対策しよう!また、雨季にはシガテラ中毒も多発するばい。シガテラ中毒は魚介類を媒介、加熱処理も効かず、発症すると数か月苦しむ事も。
真っ赤な肌色をしたバラハタ等はシガテラ中毒を引き起こす代表的な魚。雨季のシーフード等には十分気を付けて、ハタ系は食べない様、特に欲しいっちゃんね。
エスピリトゥサント島の詳細
エリア | バヌアツ エスピリトゥサント島 |
交通例 | 成田⇒ニューカレドニア⇒エファテ島(バヌアツ)⇒エスピリトゥサント島 |
言語 | ビスラマ語、英語、フランス語 |
通貨 | バツ(VUV) |
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