サルデーニャ島

イタリア
Photo by delaere
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(Photo by delaere)
ブーツの形で有名な国、イタリア。でも、イタリアを少し知っている方ならブーツだけじゃないってご存知ですよね

イタリア南部には地中海最大の島、シチリア島がありますよね。レモンの産地としても日本でも有名です

ところが続きが。実は地中海でシチリア島の次に大きな島もイタリアの島だった・・ってご存知でしたでしょうか?

その島こそが今日ご紹介するサルデーニャ島です

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サルデーニャ島ってどんなとこ?


ボンジョールノ!たびどんですたい!

サルデーニャ島はイタリア、フランス、スペインとアフリカ大陸に囲まれた3角形を成す地中海の真ん中、ややイタリアよりに位置する大きな島たい

そんな島あった?とよく聞かれるばってん、大きな島なので地図上でも割と目立つばい。でも、地中海といえばシチリアから南に見える海ってイメージが強いから、ディレニア海側の西地中海中央あたりにあるサルデーニャ島は目立つようで目立たないのかもしれないっちゃんね

また、島はシーフードやワイン、チーズなどもとっても人気!イワシのオイル漬け、通称オイルサーディン(魚のイワシの英語名サーディン)はこの島から名付けられたものっちゃんね

サルデーニャ島はイタリアは勿論、欧州でも人気のリゾート地として愛されてるばい!

島と言っても前述通り大きな島で、8つほどの大きなエリアに分けられ、国際空港を含む5つの空港を有していたり人口も160万人が生活、鉄道も走っていたり、遺跡や世界遺産も含むなど、文化的な発展を遂げています

日本の九州より人口はやや多く、面積はやや狭い、といった感じなので島ではあるけど行政の行き届いた一つの「州」として成り立っています

言語は基本的にイタリア語ですが、主な観光地は英語も通じます。ただ、多くの方はイタリア語と「サルデーニャ語(サルド語)」の2言語がメインで、サルド語も2つの方言があったり、アルゲーロのあるサッサリ県付近ではサッサリ語も使われるなど、意思疎通が出来ないケースもあるかもしれません

サルデーニャ島の主な見どころ


サルデーニャ島は島と言っても広大なのである程度観光先を絞った方が良さそうです

リゾート地として愛されており、ビーチリゾートや遺跡、世界遺産、グルメにショッピングなどなどかなりの日数滞在しても飽きる事は無いでしょう

そんなサルデーニャ島の主な見どころをご紹介します

コスタスメラルダ

Photo by Heinz-Josef Lücking


(Photo by Heinz-Josef Lücking)
サルデーニャ島の北部に位置する高級リゾートエリアです。セレブの別荘やフェリー、高級ホテル等が立ち並ぶエリアで美しい砂浜が点在します

サルデーニャ島が欧州で人気のリゾート地である事自体、まだ日本ではあまり知られていませんので色々な意味で別世界を堪能できます

この辺りはイタリアのみならずヨーロッパ内でも最も土地代の高い場所としても知られています

スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ

Photo by Norbert Nagel


(Photo by Norbert Nagel)
サルデーニャ島の南部、メディオ・カンピダーノの小さなコムーネ(集落)である人口1200人ほどのバルーミニにある世界遺産です

青銅器時代の紀元前1500年頃に建設されたそうで先住民によるヌラーゲと呼ばれる建築物です

先史時代ながら高度な建築技術が用いられ、建築方法すらまだ解明されていない謎の多い遺跡だそうです

増建築された形跡や、ゆがみを直すための小部屋が作られるなど、高い建築技術を誇り、内部は井戸や武器庫など生活と防衛を担える、まさに要塞としての機能を紀元前の文化が築かれていました

行き方

スー・ヌラージ・ディ・バルーミニまでの行き方はシンプルです。最寄りの街のカリアリから1日1往復だけバスが出ています

片道は1時間50分程度。カリアリには空港があり、ミラノ、ローマ、トリノ、ヴェネツィアから毎日運行しています

スー・ヌラージ・ディ・バルーミニに行く場合はカリアリを観光拠点にすると良さそうです

カリアリ

Photo by Larry Koester


(Photo by Larry Koester)
先ほど出た、スー・ヌラージの拠点にオススメしたカリアリも観光地として人気です。ここでもイタリア特有のカラフルな街並みを堪能できます

サルデーニャ島の中でももっとも都会的で、デパートにカフェ・レストラン、ホテルと商業施設が南の島の雰囲気の中に立ち並びます

大聖堂や円状闘技場、ワインツアーなど都市ならではの観光地やアクティビティが楽しめます

島にある程度長期で滞在するなら拠点の選択肢としてとても良いと思います

サンパンクラツィオの塔

Photo by Frank K


(Photo by Frank K)
14世紀の造られた塔で、カリアリ旧市街カステッロ歴史地区にあります

考古学博物館のすぐ近くにあるのでカリアリ市内観光の途中で気軽による事ができます

市内を一望できるので記念写真にももってこいの場としても人気です

港町アルゲーロ

Photo by Gianni Careddu


(Photo by Gianni Careddu)
アルゲーロはサルデーニャ島の北西部に位置する港町です

イタリアではありますが、スペイン側を向いており距離的にもスペインの方が近い為か、カタルーニャ風のゴシック建築が建っていたり、カタルーニャ語が話されるだけでなく表記も見られる不思議な街です

小さなバルセロナとも呼ばれており、マリンリゾートとして人気だったり旧市街を楽しんだりと、観光地としても優秀です

カタルーニャの影響を受けたスペイン風料理や新鮮な魚介類を使ったサルデーニャ風料理が楽しめるなど、港町ならではのグルメも楽しむ事が出来ます

旧市街を守るように海岸線に沿って城壁が築かれており、上は遊歩道になっています。街や海をのんびり眺めながらお散歩など、ゆったり出来るのもアルゲーロの魅力です

ネプチューンの洞窟

Photo by Tobias Helfrich


(Photo by Tobias Helfrich)
ネプチューンの洞窟は北西部にある、海に面した鍾乳洞です。アルゲーロからツアー等が出ています

海からも陸からもアクセスする事が出来ますが、陸からアクセスする場合、洞窟を抜ける必要があります

洞窟は崖の上から入るので、600段以上ある階段を下り、帰りは登らなくてはいけませんのでそれも含めて楽しむなら陸から、楽に見たいなら海からアクセスすると良いでしょう

洞窟はとっても幻想的で、パイレーツ・オブ・カリビアンさながらの景観を楽しむ事が出来ます

マリア・ピア・ビーチ

Photo by Arheo


(Photo by Arheo)
マリア・ピア・ビーチは港町アルゲーロの外れにあるビーチです。アルゲーロの旧市街から徒歩30分ほどで来れる美しい砂浜です

アルゲーロの中心地にもビーチはあるのですが旅行者の利用が多く、混雑気味ですし、売り子も多いのであまり落ち着きません

多少歩いてでもマリア・ピア・ビーチのほうがゆっくり出来そうです。が・・最近はこちらも人気になっているので運が悪いと人が多いかもしれません

サルデーニャ島への行き方


サルデーニャ島へのアクセスは基本的にイタリア本土から空路か海路になります。島はとても広いので目的を決めてから拠点を選ぶと、おのずとルートも決まります

空路

Photo by Konstantin von Wedelstaedt


(Photo by Konstantin von Wedelstaedt)
サルデーニャ島へ飛行機で向かう場合です。ローマやナポリ、フィレンツェなどイタリアの空港ならほとんどはサルデーニャ島行きが運行されています

高級リゾートを楽しみたいならオルビア空港に向かうと良いでしょう。コスタスメラルダを中心にホテルやスパ、グルメなど、思い描く理想のビーチリゾートを楽しむ事が出来ます

カリアリで博物館やサルデーニャ島の文化、ショッピングやツアーなどを楽しみたいならカリアリ空港へ向かいましょう。ツーリストにとっては特に滞在もしやすい事と思います。世界遺産スー・ヌラージもカリアリが拠点になります

アルゲーロで異国情緒に触れたり洞窟探検などアクティビティを楽しみたいならアルゲーロ空港へ。シーフードやスペイン文化とイタリア文化の融合など独特の雰囲気を楽しむ事が出来ます

海路

Photo by BetacommandBot


(Photo by BetacommandBot)
サルデーニャ島へフェリーなど海路で向かう場合です。海路は沢山のルートがあるのでざっくりとだけ解説。まず、主要な乗り場は、以下の通りです

ジェノバやトリノ、ミラノあたりから行く場合はサボナ港から。フィレンツェやピサから向かうならピオンビーノ港やリボルノ港から。ローマから向かうならチヴィタヴェッキア港から向かう形となります

向かう港ですが、コスタスメラルダ方面ならゴルフォ・アランチ行き、カリアリ方面ならカリアリ行き、アルゲーロ方面ならポルト・トーレス行きが良いかなと思います

サルデーニャ島の治安は?


イタリアは観光客を狙った軽犯罪がやや多い国(ジプシーや南米系の移民によるものも含む)ですが、サルデーニャ島に関しては治安は良い方だと思います

とはいえ、サルデーニャ島も日本ではなく海外である事を忘れずに楽しんでください

サルデーニャ島の詳細

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