(Photo by Wikipedia)
フランス、ブルターニュ地方の本土とサン島との間に設置されているテべニック灯台は、まるで教会のような出で立ちで、荒波の隙間に見える少ない岩肌の上にポツンと建っています。
観光しに行く、というほど気軽なものではありませんが、旅人としては無視できないほど魅力のあるスポットです。ではまず、テベニック灯台の背景から見ていきましょう。
Bonjour!たびどんですたい!
テべニック灯台は約140年前に建設されたばい。140年もこんな場所に建ってるだけでも驚きたいね・・・
この灯台、実はちょっと怖い逸話があるばい・・以前は明かりをともす警備員が常駐したものの、数か月程度で発狂し精神異常をきたしたり、突然死などの謎の事件が相次ぎ、世間からこの灯台は呪われていると、恐れられるようになったたい。更に、ご覧の通りアクセスも困難なこともあり、1910年には点灯が自動化、1994年には太陽光パネルが設置され電源も灯台単体で動作するようになってから、さらに人間が立ち寄ることは無くなり、いつしか幽霊が出る灯台として不気味なだけの存在になってしまったばい。
テベニック灯台に永住者!?
海外ニュースサイト、Daily Mail Onlineの旅カテゴリでこちらの灯台に人がチャレンジで住み始めたという記事がありました。こちらの記事によるとこの灯台を忘れてほしくないと思った男性が一定期間だけ住み、今では永住も望んでいるのだとか。上動画はこの記事内で紹介された動画です。
アクセスは悪いですが、場所が場所だけにキッチンやベッドルームなど、最低限住める環境は整っているそうです。政府からの正式な監視員ではなく、賃金はありませんが、生活費はクラウドファイティングによる寄付金で賄えるそうです。
割と海も穏やかそう?
さきほどの動画を見ると、ちょっと行ってみたくなりますよね?海も穏やかで心地よさそうな気もします・・
が、基本的にはここの海は荒れます。それはもう日本海の荒波さながら。
こちらがその荒れた海に打ち付けられるテベニック灯台です。波しぶきは灯台全てを包み、陸からそこまで離れていないのにこのアクセスの悪さで、まるで絶海の孤島のように孤立してしまいます。
こんな場所に永住しようなんて、とても思えませんが、さきほどの男性は、それでも140年の歴史あるこの灯台が人に忘れ去られてしまいつつあるこの現状を変えるため、立ち上がりました。
この灯台が更に世間に知れ渡るよう、本Webサイトも微力ながら助力させていただこうと思い、記事をおこしました。
いずれ観光も出来るようになると嬉しいですね。
余談:陸から見えるヴィエイユ灯台も
テベニック灯台へのアクセスは少し難しいですが、近くに、やはり荒波に打ち付けられるヴィエイユ灯台があります。こちらはラ岬からも見ることが出来るのでこちらもオススメですよ♪
詳細
エリア | フランス ブルターニュ 海上 |
交通例 | 成田⇒パリ(約12時間) |
言語 | フランス語 |
通貨 | ユーロ |
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