(Photo by Chaitali Chowdhury)
アジアでも独特の文化を持つ魅惑の国、インドの首都デリーから東南側、ほぼベンガル湾に近い場所にコナーラクという小さな村があります
コナーラクにはヒンドゥーの太陽神スーリヤを祀る寺院で世界遺産でもある「コナーラクの太陽神寺院」があります
巨大な建築に見事な装飾が施されたこの寺院は数あるインド建築の中でも最高傑作と言われています
コナーラクの太陽神寺院の歴史を知ろう
ナマステ!たびどんですたい!コナーラクの太陽神寺院、とっても大きくて素晴らしい彫刻っちゃんね~!スーリヤ寺院を有名にしたこの彫刻はヒンドゥー教のもので、7頭の馬に曳かれる馬車に乗っていたという太陽神スーリヤを表現されているばい
この寺院はそもそも、この辺を支配していたカンガ朝が、12世紀ごろに西方から勢力を伸ばしてきたイスラム勢力に打ち勝った記念に建てられたもの
・・・、と聞こえは悪くないばってん、建設の際は1万人以上の人が過酷な労働を強いられ、王朝12年分の税収といわれる3億6千万ルピーもの資金が投入された経緯もあるたい。
当時の人にとっては喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な心境だったかもしれないっちゃんね
車輪に注目!
(Photo by Piyal Kundu)
スーリヤ寺院は特に車輪に注目です。ヒンドゥー教では車輪は時間を表すシンボルで、スーリヤ寺院に施された12対24の車輪は1年(12か月)を表しているのだそう
世界の太陽を祀る寺院や祭壇には、しばしば1年を計測したり表現するモチーフが見られるケースが多く、こちらのヒンドゥー教のスーリヤ寺院にもその傾向が見られます
例えばメキシコのエル・カスティーヨ(チチェン・イッツァ)やペルーのマチュピチュ遺跡にも1年を表すための工夫が見られます。
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見どころは多くないけど・・
(Photo by Bernard Gagnon)
コナーラク自体、大きくない村で、スーリヤ寺院も2時間もあれば見学可能です
この時間だけのために遠いデリーから行くのはちょっと・・という方もいるかもしれませんが、コナーラクのあるオリッサには多くの寺院があるブバネーシュワルやインド人の新婚旅行先に使われるビーチ(綺麗な海という訳では無いです)、希少なベンガルトラの生息数が世界一のスンダルバンス国立公園など、周辺も楽しめるスポットがいっぱいです
交通はやや不便なせいか、日本人観光客は殆ど見かけない穴場スポット。インドでも特に非日常を感じる事が出来るエリアです
コナーラクの太陽神寺院への行き方
(Photo by Skip The Budgie)
コナーラクの太陽神寺院への行き方は、やや困難です
まずはデリーから空路で2時間程度でコルカタ(旧カルカッタ)へ。コルカタからプリーまでは特急列車で向かいます
出発駅はハウラー駅ですが、この駅はニューハウラー駅とオールドハウラー駅があるので注意。プリー方面はニューハウラーからです。所要時間は10時間ほど
プリーからはバスでコナーラクへ。1時間ほどで到着します。このバスは1時間間隔で出ていますが、乗車率が異常に高い事で有名。到着までの1時間を日本の都内の満員電車の感覚で我慢する必要があります。このバスが一番大変かもしれません
1時間ゆられてやっとコナーラクに到着します。行くにはかなり大変ですが、行けない場所でもないのでぜひチャレンジしてください
治安に注意
コナーラクへ行くまでには基本的に自力で行く必要があるばい。地元の方が使う特急列車や鮨詰め状態で乗るバス。夜間にウロウロする事もあるし、身を守りにくい環境にもなるっちゃんね。
インドは貧しい方も多く、けっして治安の良い国とは言えないたい。また宗教的な問題もあって他国の環境客への性犯罪も多数報告されてるので女性には特にハードルが高い国
外国であることに加え、危険な場所であることを常に意識してスケジュールを組むようにして、くれぐれも事故の無いようにしてほしいばい!
コナーラクの太陽神寺院の詳細
エリア | インド オリッサ州コナーラク |
交通例 | 成田⇒デリー⇒コルカタ⇒プリー⇒コナーラク |
言語 | ヒンディー語、ベンガル語 |
通貨 | ルピー |
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