モン・サン・ミシェル (モンサンミッシェル)

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(photo by Roni G)

フランスまで来たら、一度は目にしたい世界的な名所。聖ミカエルの山、モン・サン・ミシェル

10世紀にフランス西部・サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院で、古くから人々の信仰の地でありました。

周辺の潮の干満差は激しく、かつての巡礼者たちは島と陸がつながる干潮時をじっと待ち、島へと渡っていました。

しかし、引いた潮がまた押し寄せる速さは「馬の駆け足」と例えられたほどで、多くの者が潮に飲まれたのだそうです。

当時の巡礼者たちが命をかけて訪れた聖地は、自然環境を背景に、信仰と芸術、建築技術が織り成した傑作で、「西洋の驚異」と称されるほど。

1979年と早くからユネスコの「世界遺産」に登録
(photo by 惟①刻¼)

モン・サン・ミシェルの歴史メモ

中世を代表する巡礼地であったモン・サン・ミシェルは、百年戦争の時代には島全体が要塞になったばいね。18世紀になるとフランス革命の嵐の中で閉鎖。一時は監獄として使われ、その後は荒廃していたばい。ここで再びミサが行われるようになったのは、1965年になってから。増改築が繰り返され、歴史と共に姿を変えてきたばいね。
(photo by waywuwei)

ラ・メルヴェイユ


モン・サン・ミッシェルの見どころのひとつ、ラ・メルヴェイユ

北面に位置する3層のゴシック様式の建築棟で、修道院の居住スペースとして13世紀に増築された部分です。

最上階の3階には聖職者のための「回廊」と「食堂」、中層階に「騎士の部屋」と「貴賓室」、1階は「貯蔵室」、「施物分配室」などがあり、その装飾の美しさから「ラ・メルヴェイユ(驚嘆)」と呼ばれています。

(photo by waywuwei)

グランド・リュ通り


王の門から修道院まで続くメインストリート、グランド・リュ

曲がりくねった路地には土産屋やレストランが軒を連ね、散策に楽しいエリアです。

モン・サン・ミッシェルと言えば、どのガイドブックにも載っている「オムレツ」もこちらで食べられます。

スフレ状になるまでふわふわにホイップした巨大オムレツには、いつでも行列ができている人気ぶり。
(photo by Shadowgate)

お土産名物

オムレツのレストランと同じラ・メール・プラー社が作っているクッキーは、お土産として有名ばい!なかなか美味しいらしいぞ。
(photo by ugo3ugo32001)

ツアーに参加してみる


周辺から隔離されたように佇むモン・サン・ミッシェルは坂道が多くあります。

パリからもおよそ370キロと遠出になりますのでなかなか体力が必要な旅となりそうです。

パリやポントルソンから出ているツアーを利用するのも手です。

効率よくまわる日帰りツアーや、サン・マロで一泊するツアーなど豊富にあるのでスケジュールに合わせて選ぶとよさそうです。

ツアーには日本語のガイド付もありますが、便数が少ないので予約はお早めに。

(photo by misotonnkotu)

代表的な日帰りツアーのスケジュール
・朝7時頃にバスで出発。
・昼前にモン・サン・ミシェル着。
・名物のオムレツを食べ、内部を鑑賞。
・午後3時過ぎにモンサンミシェル発、夜9頃パリ着。

エリア

フランス西部・サン・マロ湾

交通例

成田⇒パリ(約13時間)⇒レンヌ(TGV / 約2時間)⇒ポントルソン(鉄道 / 約1時間)⇒モン・サン・ミッシェル(バス / 約10分)

言語

フランス語

通貨

ユーロ

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